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雪にわずかに沈む枯れ穂が
足跡のように原へとつづく
雨あがりの緑が壁をのぼり
水たまりの灰に軌跡を零す


空は青く
地の霧は蒼く
かかげられた腕の輪は
ふたつの色に ....
鴉のはばたきに覆われて
夜の鐘は少しだけ揺れる
刃の音 鋼の音
夏とともに終わる音
音はただ音としてはじまり
やがて静かに変わってゆく



前転する光と
前転する黒羽が ....
時間が
外から来る光を
横になりながら見つめている
花は雪
雪は花



晴れた日
道は海へつづく
ずっと空のままでいる川
とどろきの向かうほうへ
雪は昇り
落 ....
かつてここには声があり
雨とともに舞っていた
あつまる小さな手のように
はじきはじかれ まわる歌



緑の雨に声は飛び去り
雨の緑に見えなくなった
水は煙る手になった ....
純太さんの木立 悟さんおすすめリスト(4)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
雪と光- 木立 悟自由詩306-2-4
夜鳥- 木立 悟自由詩504-8-16
__凪- 木立 悟自由詩904-3-17
ノート(滴歌)- 木立 悟自由詩304-1-25

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