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ガムを噛むと
口が広くなる
舌に野原が広がり
歯がぶつかり合う森
呼吸が定期的に吹き荒び
茎は湿っている
血の気が引いたように
青く暗く奥へと続く
洞窟の入り口で
茎は湿っている
....
夢の終わりから、ずっと
人は生きてるのかもしれなかった
最後に夢を見たのは
母さんのおなかの中で
とつぜん目を覚ましてから
人は生きてるのかもしれなかった
夢の終わりから、ずっ ....
何をどこに忘れたのですか?
駅の係員は開いた記録簿に目を落とし尋ねた
普段から乗りなれた通勤電車
それなのに今夜は何かが確かに違っていた
勧められるまま飲んでしまった新年会
赤ら顔の同僚 ....
終電を逃がし泊まった
ネットカフェのリクライニングで
寝てる間にポケットからこぼれた
腕時計を失くしたらしい
僕等は今日も
密かに刻む秒針の音に支配され
忙しなく一日は過ぎ ....
ありがとうございました
上手くいかない人の名呼び
軽々去っていった
もうそんなことは
なしにして?
「つちやさん」
朝彼女がわたしを呼ぶ
「今日で辞めるのでありが ....
鼓動を知っている
急激に階段を上がり
寝床に入ると
生きている苦しみと共に
息切れと共に
脳を覆う
熱を合わせると
寝床が海に変わり
大海原を旅する船になる
鼓動 ....
元旦の空は
いつも真っ白い
何故だろうと見上げていると
西の方から
青い鳥が群れを成してやって来て
ばたばたばたっ
と次々空に貼りついた
瞬く間に青空が出来上がった
鳥たちはかちか ....
ジェシカ、
42口径の
悲しみを胸に
押し当てて
お前にいつか
言いたかった事が、
言いたかった事が、
あるんだ。
ビルの向こうから
何気ない日々とか
ありきたりだとか
朝 ....
言葉を投げ合うほどに
違うものだと気がつく
砂丘の砂、そのひとつひとつが
自由な砂の本性で
名前が足りないから
同じものだと思いこむ
それはかなしいことだ
....
何を考えているのか
さっぱりわからなかったので
別れたはずなのに
なぜか毎年
年賀状だけが
律儀にやってきた
母は
それを見るたびに
面白がって笑い
わたしは
ちょっと渋い ....
無数の昨日を数えながら
この部屋はまた心を殺すのでしょう
抗えないものがあることを知った
見飽きた静寂の彼方に
戸惑いの群集の群れ
その対岸に向けてのクロール
悪魔に尻尾を掴まれたまま ....
夜の淵の
とおくに浮かぶ一つの雲
煙よりも深い
炎たちがその一生を終えようとしている
知っているだろう
月明かりに照らし出された
燕が巣をつくり
とかげは土で眠る
....
思い出せる全てを思い出した
思い残しのないように
音符の雨と鍵盤の大地
楽曲の晩餐が続いている
その日のくくり方を君は聞いてくる
僕は手ほどきをする
悪い夢はもう消せな ....
紅白見て
除夜の鐘
年賀状
初詣
お雑煮
伊達巻
蒲鉾
黒豆
何でもない幸せ
形のない幸せ
酒に酔う
1年で1番
きれいな心
書初めをする
「幸せな国日本」
....
僅か家から200メートルのコンビニ
近いのだ
目視できるのだ ただ雪が舞っているだけで
重装備をすれば辿りつくのは容易なのだ
しかし寒い
寒いのだ
ミカンを剥きながら
....
ここはいくつめの駅だろう
外では雪がやまないし
君はつま先をもてあまして
車内にころがる星屑を
蹴っ飛ばしたりなんかしている
君を胸に抱くまで
宇宙なんてしらなかった
僕はじぶん ....
sunaosnowさんの自由詩おすすめリスト
(46)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
ガムは大地と踊る
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木屋 亞 ...
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5*
08-2-24
夢の終わりから、ずっと
-
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3
08-2-23
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-
恋月 ぴ ...
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31*
08-1-7
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08-1-5
後ろ姿おいかけて
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つちやし ...
自由詩
4
08-1-5
鼓動
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小原あき
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20*
08-1-5
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08-1-5
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黒子 恭
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08-1-5
それぞれの名前で、波にとけても
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たりぽん ...
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08-1-4
年賀状
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08-1-3
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08-1-2
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黒田人柱
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08-1-2
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08-1-1
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