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  {引用=わたしはすでに 
わたしそのもの}


自ら望み 
生まれてきたわけでもなく 
自ら選んだ
両親と国と時代でもなく 

窓辺に置かれた鉢の 
枝葉を広げた小木のように  ....
山間を走る電車に乗り 
開いた本のなかにいる 
良寛さんの
寂しい嘆きを聞いていた 

車窓に流れる 
杉林の暗闇に 
一ヶ所仄かな日溜りがあり 
一軒の襤褸い庵に 
良寛さんのまぼ ....
亡き人を偲び 
酒の机を囲むと何故か 

予想外におまけな 
一本のビールや 

皆の和に 
入りたそうな誰かの為に  
余分なグラスが運ばれる 

皿に盛られたつまみはどれも 
 ....
エチカさんの服部 剛さんおすすめリスト(3)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
きせきの日_- 服部 剛自由詩808-3-17
良寛ノ庵_- 服部 剛自由詩208-1-21
グラスの影_- 服部 剛自由詩607-12-17

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