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30分経った

それから10分

     そして15分




私の言葉はいつも余白に負ける
ネットカフェの利用料が用の時点で240円増えた
俺は の可能性について認め ....
季節だけにではなく別れを告げるということ
窓のない部屋では聞こえないということ

   言葉で削った窓のむこうは万華鏡じゃないということ
   中途半端な闇の中
   (匂いのしない風がテレ ....
青でつながってる
どこにいるかも解らぬあなたへ

ひさしぶり だね
わたしもしばらくここへ来ていなかったし
あなたももしかしてきっと ここへはもう来ていないのかな
だからいえる
「ひさし ....
フラスコ内部が一気に沸点を飛び越えた
頭上で炸裂した新型爆弾のあとは
巨大なキノコ雲がごうごうと
僕らは「それ」を見下ろしている
焦土と化した一帯に黒いスコールがたたきつけ
それから
定点 ....
神様がくれた隠し事に
毎日悩んでは忘れていく
何を焦っているのか
やたらと派手な飛行機が
どうしようもない青空に直線を引いて
もしもそれがチャックみたいに開いたら
想像できるのは人 ....
あるいは、その時の感傷、ではなくただの、感情、心の
剥がれ落ちた、かたち、そのおもてを上塗りするように、
すべらないように、注意して、歩いていく、と、見えて
くるものは、「私」のかたちとしての、 ....
愛情は
小さな箱へ仕舞いなさい
透明で中が覗けるその箱を
大事に抱えておきなさい

互いの季節の変化
それに対応できなければ
形や色が以前とは
違うものに変わってしまうか ....
反射望遠鏡を捨てよう
届かないものを
手に入れたと
思いこむのはもう

   自分の影が見えるだろう
   背を向ければ
   道はそこにあり
   わたしにはまぶしすぎるのだ

 ....
肩を叩かれて振り返ると
孤独が立っていました
なにか用かと聞くと
なにも言わずに
後ろを向いて座りました
そこでわたしも孤独の隣に腰をおろしました

しばらくすると
雨音がやってきまし ....
エホバの女史が冊子を投げ入れ笑顔を覗かせたのです

「私は神を信じていませんが、いるかもしれないしいないかもしれないです」

それを聞くと彼女は深い口をちらつかせまし

たた
たたた
 ....

駐車場で暮らす人と知り合いになった
駐車場の
車一台分に四角く区切られたスペースに
うまくお布団を敷いて
机を置いて
入れ替わり立ち替わりする車のヘッドライトを灯りにし
雨が降れ ....
      光がきれいだといいますが
      朝日が夕日がきれいだといいますが
      太陽で人は死ぬんだと思うわ
                            ....
の中で、
けたたましく太陽の
鳴る
音で、水は光で、
どこまで行ったって空で、
光で、


カンカンカンカン


の中で、
どこまでいったって水で、
吹き荒ぶ光
帆は
な ....
濡れた緑で
夜空を見上げる
数秒後にこの星空が崩れてくるのを知っている
そんな目で
おまえは言う

なんて きれい

薄い唇は街の光を捉えて
俺はその前に沈黙して ....
真っ赤な帽子をかぶって 
自転車に乗って
川沿いを走る
そのあとには
くちづけだけが残る
彼女は 詩だから

彼女は 詩だから
窓辺にアリスとかハートのクイーンを飾る
 ....
鳥のため
おおきなおっぱいが
ほしいとおもう
春さかり
右のほうが
小さいと気づいてから

左おっぱいの下に
空袋があって
そこに鳥が棲む
とっととっとなくつがい
一羽とびた ....
Ser immortal es baladi;
menos el hombre, todas las criaturas lo son, pues ignoran la muerte;
lo  ....
若草色のスカートの金具が
押さえられた背中に擦れて
小さな傷をつくる
心地良く冷たい 磨かれた床は
父だったのに

眠ったふりをして
扉に向けた工作鋏を
両手できつく握り直した
桜色 ....
輪の裏で
小人の群れを掴み
握り潰す
手の端から
零れる体液を頬に塗ると
始まりと終わりの境界を見ることのない
私たちが
夕日を捕らえ
夜に
引きずり込んでいく
えりくすま、え ....
せかい、というビンのなかに雨がふります。
あおくとうめいな悲しみが、
ガラスの内がわにすいてきとなって、
したたっていきます。

ビンのなかでも、
そらは、どこまでもはてがないようで、
 ....
長かった戦争も終わり
とばっちりをくった君の街でも
ようやくガス管の再整備が終わったらしいと
遠くの街のテレビから流れる異国の言葉を耳にして
何故涙を流しているのか
自分でもよくわからない
 ....
鉄柵に囲われた駐車場
夜の水溜まりより黒い わだかまり
うごめい たようだ 眉根しかめ眼を
夜より黒い水溜まり よりもっと
濁りまじる ぬらり 猫背のましら
互い気づかれ アスファル ....
叶いっこないと言いきかされて育った期待が破れんばかりの心臓をおさえつけ
明滅する。おまえなんかいないほうがいいのだと言い聞かせて育てた期待が、
かじりつこうとしている一〇〇〇円ばかりの分け ....
エチカさんの自由詩おすすめリスト(143)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
______________________________ ...- 佐々木妖 ...自由詩3*07-12-3
僕に雨が降るということ- たりぽん ...自由詩16*07-12-2
青でつながってる- 砦希(ユ ...自由詩707-11-30
僕らが死んだ、そのあとに- mizu K自由詩507-11-29
隠し事- 小原あき自由詩7*07-11-28
祝祭- 岡部淳太 ...自由詩707-11-27
「詩」- 菊尾自由詩2*07-11-26
午前四時はいつも偽物- たりぽん ...自由詩9*07-11-26
孤独とわたし- よしおか ...自由詩11+*07-11-19
45分で終わった恋- 佐々木妖 ...自由詩3*07-11-18
出会った人々についての話- 吉田ぐん ...自由詩23+07-9-28
太陽- 水在らあ ...自由詩36+07-8-11
落下母- 石田 圭 ...自由詩2007-7-16
賛美歌- 水在らあ ...自由詩31*07-7-15
くちづけ- 水在らあ ...自由詩30*07-7-8
春とおっぱい- 田代深子自由詩12*07-6-9
夕日- 水在らあ ...自由詩54*07-5-20
- かや自由詩8*07-5-11
美しいミサイル- いとう自由詩3107-1-5
せかいというビンのなかにふる雨- 光冨郁也自由詩20*06-7-27
同じ空の下で- いとう自由詩17*06-3-17
猿精- 田代深子自由詩906-2-19
おけら街道- 田代深子自由詩6*06-2-5

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