ひとつひとつに
名前なんてなかった
きみだけが知っていた
美しい世界
神さま
ねえだから
きみは神さま
みんながうまれたときに
さいしょに泣いてくれたのは
きみだったな
あわくする ....
散りはらう街路樹のもとに傘はない
銀杏の枯葉をしとど踏みしめながら
右の黄金瞳が枝葉と灰色の彼岸を見透く
代名詞を求めない陽光に臨めたとしたなら
ひとつの名前できみを翡翠と数えただろう
....
{引用=
水面の瞳の
オクターブが
月面の波に
揺れる頃
}
「携帯電話は
もう、鳴らないよ。」
君の唇が
そう告げたのを、見た。
朝に鈍く輝いている
鏡の ....
黒板の日直欄は空っぽでもう聞こえない幼い号令
すみっこでカロリーメイトをかじってる後ろ姿に見覚えがある
段ボール製のアポロの操縦桿左に倒して難破しようよ
....
りんごを食べたら
なつかしい故郷の味がした
と言ってはみたものの
この街で生まれ
この街で育ったから
故郷らしい故郷なんてどこにも無いんだけど
でも、不思議なんだよね
ひとくちか ....
「NO」言えぬ日本人だが一度くらい「だが断る」と言ってみたくて
控え目に言っても「ダヴィデ像」くらい 俺ってイケてる男だよなあ?
モッツァレラチーズとトマトはよく合うと イタリア人のシェフ ....
空の上に 空が あるなら そこは きっと あなたの 空でしょう
ランドサットの 青い圏
ぴえろ・ぎゃろっぷ の空
きょう 望む 晴れた 空は 青が 深い と
かなしい です ひたすらに ....
あららシャープペンシルの芯がきれちゃったみたいだ
俺のお父さん電気工事施工管理技士の資格持ってるらしい
政治と経済その他もろもろがあっちこっちで正面衝突
アローアロー?
西のゴミ箱に突っ込んだ ....
1 2 3