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高くも低くもない空で
片肺のとりが最後まで
遠くの風を羽根で切る
音が確かに見えている

双眼鏡の視界をはこぶ
嘘のない世界へと飛ぶ
萎れた身体が夏に見た
押し花の様に剥離した

 ....
くすみ汚れたその翅の
美しさのないさざなみの様な紋様の
幻惑 潤みきった私の
目がかつて切望した婦人の姿 雀蛾よ

そうやってお前は拒んでいた その
冷え切った身から刻み付ける響きの
出 ....
佐々木妖精さんの井岡護さんおすすめリスト(2)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
父に- 井岡護自由詩1*08-4-4
雀蛾- 井岡護自由詩2*08-3-24

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