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無数の

とがる

痛み

その

記憶



うずきを

かさねられた

豊穣の

日が

咲く。
あるべき場所に
それは置かれている

拒絶ではない
豊穣のはての
姿なのだ

そっと手をあてれば
年月のぬくもりが
在る。
草の葉が
風にゆれて
風景と対峙する
その葉のさきに
とまる爬虫類の眼に
やどるのは人だ

さようなら

葬列のむこうへ
風はゆくが
寂寥とした気配に
残されたものは
石積み ....
地平線の向こうに
沈みゆく陽の輝きをうけて

盲目のピアノがある
そこから
三歩先に
思い出を失くしたチェロが腰掛けている
盲目のピアノと
思い出を失くしたチェロとの
ちょうど
五 ....
そばに
空を映す
手鏡の面

扉のない部屋の中で
人知れず
鳥になる

面の中を
千年の時の重みに耐える私が
飛び去って行く

誰もいない部屋の中で
温かな記憶が
私を探し ....
石に花をそえる
草をなでる風がそれを愛でる
遠い記憶

時が冷える
夢はとうに凍えている
窓に朝の光

手の平で顔をおおう
指の隙間から溢れてくる光
生きよう。
佐々木妖精さんのEtujiさんおすすめリスト(6)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
薔薇- Etuj ...自由詩208-7-26
- Etuj ...自由詩408-5-4
さようなら- Etuj ...自由詩808-4-24
演奏会- Etuj ...自由詩508-4-11
日曜日の午後- Etuj ...自由詩408-3-9
朝の光- Etuj ...自由詩908-2-24

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