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かなしい色を
しているね。
六月の空を蹴飛ばして
そう言った君の台詞は
何処までも
何処までも
ブルーな、
理由も知らずに
....
ブルースがうたわれた街角で
夜の真ん中あたりで
さみしい人がさみしいと言う
足音は皆、孤独で
渇いた風に乗る
渋谷の路上で猫が轢かれて
同じような誰かが
弔いとは何か、問う
....
母は息をとめた。
言葉をひとしきり噛み締めると、
眠るように最後の息を吐いて
彗星の隣を駆け抜けた。
父はまなこの裏側で
時折、不精髭を擦りながら
シャンパーニュの一億に混じり ....
見失った点滅信号に、今日五回目の舌打ち
僕らはきっと、過呼吸を強いられている。
戻る戻らないの選択肢しか出てこない頭で
進めって言う方がおかしい、たぶん。
昨日見た夢で、食っていけ ....