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ゆびさきで
おそるおそるふれた
ぎんいろのフルートにうつる
じぶんがはずかしくて

おと
おとをかなでるなんて
ぼくにはできないだろうとおもった
くちびるをあてても
 ....
どうしょうもなく渇いてしまえば
身軽になるものだというように
からから笑いながら波打ち際の
空き缶の口元を叩く
浜辺の砂

  ※

昨日までわたくしは海の中におりました
かつては地 ....
知っている

野生の生き物たちが
自らの意思で立ち上がれなければ
どうなってしまうのかを

ふるえる膝を押さえながら
重たい身体を支えようとするとき
昔見た象の瞳を思い出した

陸 ....
あなたの揺れる水面が
まるで涙のように見えたので
やさしくなだめたくなりました

あなたは水際にたたずむ
一羽の渡り鳥のようでしたから
どこかへ行ってしまいそうで不安でした

あなたが ....
昼下がりの教室が好きだ
土曜日、テスト終了後のちょっとした時間
つかのま開放されたような空気が好きだ
そして特にやらなくてもいい採点を
僕は好きでやっている

どうせ僕が採点しなくても ....
佐々木妖精さんのベンジャミンさんおすすめリスト(5)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
「旋律」- ベンジャ ...自由詩8*09-5-8
「砂の記憶」- ベンジャ ...自由詩11*08-7-25
「流線型」- ベンジャ ...自由詩4*08-7-12
「あなたの水面が揺れている」- ベンジャ ...自由詩10*08-6-20
「美しいことに理由はいらない」- ベンジャ ...自由詩5*08-3-28

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