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わたしから、
誰もがみんな目を叛ける
見える人には見えてしまうのか
わたしの眩しいくらいの死線が
わたしはい ....
空から
風のなみだが
叫びとなって
堕ちてくる
わたしは
部屋の片隅で
目を閉じ
風に語りかける
もう少し、
もう少し、
待っていてね
あ ....
風のなかに
雨がふる
雨のなかに
風がふる
空の温度が
瞼に響く
太陽は耳を塞いで
月の吐息が零れて
星の瞬きが聴こえる頃
心地よい
あなたの ....
わたしは
あなたの海に棲む
あたたかないきもの
瞳をとじて
銀のあなたの環を
くぐり抜ける
わたしがみえるでしょう
わたしの
銀のわたしの環を
風にか ....
白い霧の海が
みつめている
囁くように
「この道を歩きなさい
だけど未来は保証しません」
誰かの
冷えたことばを
思い出す
眼下に広がる東京湾は
白 ....