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優しい光が降り注ぐ
穏やかに晴れた休日の午後は
微風に吹かれながら
静かに死にたいと思う

毎日が死に続けていて
こころはこんなにも穢れているのに
姿は透明のままで誰の瞳にも映らない
 ....
昔々
あるところに
お爺さんとお婆さんが住んでいました
お爺さんは山で光る竹に見とれるばかりで
芝刈りはしていなかった
お婆さんは川で流れる桃を見送るだけで
洗濯はしていなかった
そんな ....
吸いかけのタバコを灰皿に残したまま
別のタバコに火を点けてしまう
もう何杯目かは
忘れた
三半規管がサボりだして
その加速が止められないまま
もう上手く歩けるような気がしない

別に酔 ....
西日が射す
階段の踊り場から
子供の声がする
懐かしい声が
あれは
ボクの声だ

 ボクがそこに座り
 マンガの本を読んでいると
 台所のほうから
 タンタンタンとリズムよく
  ....
空中庭園の夜で
零れそうな月が
溶けて朧に霞む
夜は秋みたいに
更けてゆくよね

いつの間にやら
緑が赤に変わり
枝から剥がれて
足元に転がって
粉々に消えても

何も変わらず ....
その日の激しい夕立で
空の埃も洗われて
静まり返る夜の水面に
ゆらゆらと揺れる月

僕らはそのずっと下
仄暗い水底の上
その薄明かりの中
沈んだままで抱き合って
水の中の密室で
唇 ....
純粋ではない動機
から始まって
純粋な気持ちが
後からやっと追いついた
そんな愛のカタチは
すでに複雑に捩じれ
その崩壊を
待つだけになっていて

暗闇に少しずつ
オレンジを敷き詰 ....
  オゲンキ、 デスカ?

  キョウ、モ
  ミズノ音ダケヲ 聴ク
  アクアリウム、ハ
  シズカデス
               、。
              、、:。/
 ....
三奈さんの皆月 零胤さんおすすめリスト(8)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
透明人間- 皆月 零 ...自由詩1108-10-18
アリとキリギリス- 皆月 零 ...自由詩1408-10-11
泥酔する三半規管- 皆月 零 ...自由詩9*08-10-8
踊り場/台所- 皆月 零 ...自由詩11*08-10-1
空中庭園- 皆月 零 ...自由詩7*08-9-26
水面を漂う糸- 皆月 零 ...自由詩6*08-9-19
暗闇に敷き詰めたオレンジ- 皆月 零 ...自由詩6*08-9-9
アクアリウム- 皆月 零 ...自由詩4*08-9-5

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