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抱きしめてやると

思ったよりも簡単に

くずれるときの声を出した

髪の毛から

あまい胡瓜の香りがする

たがいの爪で

たがいの肉にわだちを描いた


俺は十八だっ ....
五月の夜の街道は

緑の風の香りする

きのう遅くにつけた香水


藍の影絵に、

刹那な、微小な

罪びとまえの姿形


五月の夜の街道は

緑の風の香りする

 ....
宇宙は生成をやめない

宇宙は忘却をやめない

生成だけではない

忘却のなかの生成

生成のなかの忘却

宇宙は

宇宙は

宇宙は生成をやめない

宇宙は忘却をやめ ....
痛みを抱えた

あいつが泣いた

優しさ抱えた

あいつが狂った


ドライブする、夕暮れ

タニマチたちの、宴か


痛みを抱えた

あいつが泣いた

優しさ抱えた

あいつが狂った
仕事をすませる

いつもよりうたぐり深い目で

ぼくはしばらく町を見つめる


SPに護られた元首は

スイートルームで

やっと一人きりになれた

元首はその役柄を

椅子にかけ、そとを眺めた


 ....
モーツァルトの流れる

米国領の

朝方みたいな夕暮れを歩いた


ひとは街を創ろうとしている

感情を調節する

ひとは街を創ろうとしている


ショッピングモールの
 ....
ぼくの人生

バッハ作曲

名曲のスケッチ

きみの人生

バッハ作曲

名曲のスケッチ


祖父母たちのこと

ぼくの孫たちのこと

過去と未来のこと


ぼ ....
太くなる

風が太くなる

孕んでいる

闇を孕んでいる

風が闇を孕んで太くなる


湿り気を帯びている

自然は昔から獣だった


太くなる

風が太くなる
 ....
欠けたピースは

故障していて

だから

覗ける

希望があった

白い帽子被って

裏切りのない

五月の

風には

灰色の影には

欠けたピースは

 ....
あの日から遠いこころが始まった

そっちがいい

どっちがいい

気が向いたときだけ優しくできる


こらえきれず

きみを待ってる

ギター教室から

きこえる音楽
 ....
夜風が背中に

よわさを教えている

恋の予感なんて

つかめばそこに濡れている


パソコンの画面ふたりで

見つめて女の香りがして


夜風が背中に

よわさを教え ....
再現できない放物線

なんども見つめていた

予感をこわすに足りる

大義名分なんて

この身にまだあるのかい


おまえのことさがしてた


過去形?


おれっち ....
街にほどかれて

悲しみがほころんで

ふらついていた


悲しまない

悲しむまい


どこかで僕らは

計られ

見守られ

さやかな風が運ぶ

なにを見た ....
デジタルは

繰り返すものの調べ

デジタルは

コピーされた微笑

デジタルは

言い聞かせられる快楽


人から

事象から

自然から


手帳は未来を記 ....
蛙の/鳴き声は

星の/鳴き声だ

地上の/宇宙で

無機質な/命の

星/鳴いている
おまえのメルヘンは

オレが守ってやるさ

それにウソはないさ


夜明けのまえの

あかるいベッド

愛し合い倒れた

ふたりの獣たち

白い壁はしずか


優し ....
夜風を、友よ、

ぼくは、青春と呼ぼう、


黒の日だまりのなかで

ひとりを抱えて

自転車をこいでいる

いくつか光を過ぎて

セルロイドみたいな

外灯のそばの新緑 ....
オレンジに闇が曳かれ

精神のカルテ

群青に染まる

僕らかけがいのない宙


地球での

それはお話しか

死ぬまで

生きているのか


オレンジに闇が曳かれ ....
向精神薬なんて、鍵のひとつじゃない

ドーパミン

セロトニン

生まれもった病気のふり、やめろよな


あたしの未来になにをするんだ

医者やインターネットの

あたしペイ ....
革命家どうしの恋があった

恋は愛に変質していった

執着としての愛に

恋ごころとしての愛に

それは宝石のようだ

宝石の透明ないろをしていた


あきらめてはいけない
 ....
聖火ランナー達の映像

聖火を運ぶということ

かつてこれほど人類が


外灯のしたその青白いカップル

感情は何枚もコピーされている

幽霊みたいなおまえの写メール

それ ....
花びらが

あしもとに転んでいる

気持ちいい夜風に

白い素直なものが散っている

居酒屋をでて

スナックにむかう

仲間たちのうしろ姿

外灯に浮かびあがっている
 ....
きれいな芝を見つけてしまうと

アプローチの練習がしたくなる

愛人と逢う数時間まえは

どんなふうにやるのか思ってしまう

想像と渇望のお話しだ


芝にねっころがるだけでは
 ....
東京は

雨の音だから


なにかにあたる

音だから

なにかに裂かれる

音だから


東京は

雨の音だから
抱きあっていない二人の肉体

おなじ空間に入れてしまうと

勝手に服を脱ぎだしてしまう


女がいきなりくわえてくる

ひざまづいて

目をみひらいて

手を俺の腹につけて
 ....
ぼくを好きでいることをやめた

きみを許す

旅びとだから

きみを許す

たましいは一人でしか抱けない

ぼくを許す

旅びとだから

ぼくを許す

唇できみのからだ ....
飛蝗のように

猟犬のように

疾走してゆくのだ

運命に抗してゆくのだ

加速と減速をくり返し

きみの人生を織ってゆくのだ


朝日は昇る、すれ違う

夕日は沈む、転 ....
宇宙の闇に

希望のようにあいた

かすかな鍵穴

くり返される旋律

クレッシェンド

哀しみとは

そういうものなのだ


最愛と別れることのない

時代

 ....
降りそそぐ

いのちに宿る塵

宇宙のからくり

精緻なサーカス

蛍光灯に収まる

異文化たちの他責の心


宇宙でひとつの約束をした

きみを忘れずに忘れるということ ....
ぼくら凡人は

すぐあやまちを犯す

ぼくら凡人は

すぐあやまちに酔う

そして

別のあやまちを重ねる


もう二度としないと誓う

姉を抱いた

姉に抱かれた
 ....
三奈さんの吉岡ペペロさんおすすめリスト(66)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
いまも何処かで- 吉岡ペペ ...自由詩1708-6-16
五月の香水- 吉岡ペペ ...自由詩1208-5-16
生成忘却- 吉岡ペペ ...自由詩208-5-15
ドライブする、夕暮れ- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...408-5-13
ふしぎな町とふしぎな雲- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...408-5-12
群青ジュース- 吉岡ペペ ...自由詩508-5-8
バッハ作曲- 吉岡ペペ ...自由詩208-5-8
五月の夜- 吉岡ペペ ...自由詩608-5-6
いのちのパズル- 吉岡ペペ ...自由詩1008-5-5
遠いこころ- 吉岡ペペ ...自由詩808-5-3
恋の予感- 吉岡ペペ ...自由詩308-5-3
愛のために- 吉岡ペペ ...自由詩408-5-1
悲しみがほころんで- 吉岡ペペ ...自由詩808-5-1
CHOICE_THE_WORLD- 吉岡ペペ ...自由詩208-5-1
地上の宇宙- 吉岡ペペ ...自由詩708-4-29
メルヘン- 吉岡ペペ ...自由詩608-4-29
さよならの前につたえる- 吉岡ペペ ...自由詩1308-4-28
僕らかけがいのない宙- 吉岡ペペ ...自由詩908-4-22
罪の色- 吉岡ペペ ...自由詩908-4-20
宝石- 吉岡ペペ ...自由詩808-4-20
革命前夜- 吉岡ペペ ...自由詩308-4-19
花びら- 吉岡ペペ ...自由詩908-4-16
芝について- 吉岡ペペ ...自由詩508-4-8
- 吉岡ペペ ...自由詩708-4-8
- 吉岡ペペ ...自由詩208-4-6
旅びとだからきみを許す- 吉岡ペペ ...自由詩1608-4-6
転生- 吉岡ペペ ...自由詩107-11-19
哀しみ- 吉岡ペペ ...自由詩207-11-15
約束- 吉岡ペペ ...自由詩107-11-12
戦場のメリークリスマス- 吉岡ペペ ...自由詩207-11-9

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