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虫が鳴いている

秋の音させて

虫が鳴いている


遠く宇宙で星が瞬いている

遠くからだと瞬いて見えるのだ

遠く宇宙で星が瞬いている


何かが落ち着き

何かが ....
ぼくは馬鹿だった

ぼくは天才だった

感じていたのは無力さではなかった

じぶんの有害性を感じていたのだった

ひととはうまく交われなかった

それがぼくを

強くもしていた ....
あなたの発見を

ぼくは言葉にできる


そうやってふたりは積み重ねてきたんだ

ぼくに言葉にしてもらえなかった発見は

これからふたりで暮らす何十年のうちに

一つ一つかならず ....
南元町の緩やかなカーブ

18年まえの8月

ビートたけしが激突したガードレール

ぼくはそうとも知らず

なんどもそこを通り過ぎていた

ぼくが十代を乗り切れたのは

ビート ....
なんにもいらない

もうなんにもいらない

なんにもいらない


記憶にものこらなくていい

あなたが望む証が来るなら

ぼくは存在しなくてもいい


なんにもいらない

もうなんにもいらない

なん ....
シェエラザードを弾くおんなの

やわらかくて熱いお腹に

顔を押しあててしがみついていた

海とシンドバッドの船、

そのバイオリンの独奏だった

大学二年の頃だった

かたち ....
牧場のレストランの窓辺から

光が奇跡のように射していた

ここにぼくが存在しなくても

光は奇跡のように射していた


だからぼくはこう思ってん

だから奇跡やって思ってん

ぼくなんかおらへんくて ....
岡山駅でのぞみを待っていた

あいにく俺は希望だらけで

岡山駅でのぞみを待っていた


むかいのレールスターは雨にたたかれていた

このまま神戸にもどり女の部屋にゆく

むかいのレールスターは雨にた ....
タバコは体に悪いに決まっている

でも

からだにいいことするために生きているのかな

長生きするために生きているのかな


地球にきょうなにかいいことできたかな

地球にいいことするために生きている ....
彼女が一生懸命話そうとしているのに
その話すべてを受け入れるほどの体力?元気?こころ?気持ち?がなかった
イラッとして自棄になり破壊したくなるのだった
破壊したらどうなるのか
借金まみれのまま ....
フレーフレーみんな

フレーフレーみんな

フレフレみんな

フレフレみんな

わっー

ドンマイドンマイみんな

いいぞいいぞみんな

わっー


お母さんは泊まり ....
なぜこんなにんげんなんだろう

ソファに寝転んであくびをしている

涙がとまらなくなった

あっ、悲しいんだ俺、そう思った

こころあたりはある

あるのだろうか

それじたいも犯人ではないようだった ....
会う約束だけして連絡なし

じぶん中心かな

オレからは出来ないからさ


電車の音とひかりの中で

はじめて見るひと数人きり

それを哀しく思うのは

音も名もない洞窟の
 ....
森に潜む全体は僕を包んで忙しく腐っていった

肉と霊の総和が世界なのだと全体は言った

霊とは見えないものだから名前をもつ肉しか目のまえにはなかった

それがいくら哀しいこととて文字が喚起 ....
クサマヤヨイの絵が好きだ

とくにカボチャのが好きだ

死班のようにも

病んだ精神の血痕のようにも

見える

クサマヤヨイの水玉が

クサマヤヨイのドットが

カボチャのかたちをして居心地よく座っ ....
十年まえ
ぼくらは帰り道ひとりごとを抱えていた
いまケイタイにひとりごとを奪われている

ひとりごとが減るとどうなるのだろうか
その答えはよく分からない
ゆとり教育の結果を
当時はだれも分かっちゃいな ....
藤の花ぶさが

紫の光を垂らしている

ささない蜂が

黒い尻を浮かせている


遠目に見ていた

奇跡のような幸福に

実は包まれていることを知ったのは

こんな日のことだ


藤の花ぶさが

紫の ....
果物ナイフをきみは忘れたの


ドラマの星空が歌を歌うように

ベランダの一人の女を照らしている

それは街明かりなのかも知れない


次の日の公園で

ぼくは他の女とキスをし ....
鳥がみどりに

ひっかかっている

そこからはばたくそれは

とつぜん現れた影のようだった

今夜もまたワインよ

いちにちの疲れ

ぼくに差し出せよ

ぼくの疲れは癒され ....
喫煙ルームから猛スピードですぎてゆく町並みを見つめていたら町がミニチュアのようになっていた

いきものたちのいないのどかな光景だ

シートに戻って車窓から町を見つめてみても町はミニチュアのよう ....
ユキオは高速を高松ではなくてヨシミに向かって飛ばした
酒造メーカーの博物館で事務をしているヨシミに3時くらいに着くから早退しろと言ってみた
わかったよ、と即答で応えてくれたことにユキオは感謝した
 ....
小学三年までと二十代後半を東京で暮らした
いまも出張で月にいちどは東京にゆく
きょうは機械の立ち合いで東京だった
加工テストが順調だったので
そこの社長に言ってちょっと散歩に出る
狭い道に風 ....
四日の夜には息子と散歩をした
息子は自慢話を聞かせてくれた
子供ってたぶんみんなそうだ

ふしぎな月の夜だった
月のまわりにおおきな円弧がかかっている
それを息子に教えた

お父さん、 ....
出張さきの宴席で地元の方々が
茶わん蒸しの唄をやってくれた

いつもそれを覚えようとするのだが
芋焼酎がぬけた朝には忘れてしまっている
だからその晩はDVDをおくれよと頼んでおいた

翌 ....
いつから芋焼酎飲むようなったんかなあ
(あたしはどきっとした)

おまえにもうたんやっけ
(そうや)
(あのとき付き合うとった彼にもろたんや)

四五年まえおまえにもうたんや
(いまさ ....
秋の風がふとく吹いた

東京のしたの方に台風はあった

商店街は黄金いろで

人間の顔をしたひとびとが

ふとい風に吹かれて

黄金いろになじんでいるのだった


親を大切に ....
子供の頃かいま見た大人の世界は
寝ているじぶんに聞こえてくる両親の会話と
めったに入ることもなかった職員室が印象的だ
それを引きずっているからだろうか
お客様の事務所でお客様を待っていると
 ....
ぼくは一人ではない

ぼくがダメなときでも

だれかが頑張っていてくれるから

ぎりぎりふりしぼって

前のめりにでも進んでいったら

またやる気出てくるのかな


西の低き ....
蝉鳴かねど

暑き日あり

失いし御霊いろ濃く

かなしみ育みし日あり


或るひかり満ちたり

失いし御霊

霊線の開拓

そは追憶となりけり


蝉鳴かねど
 ....
大連は観光地ではないから

すべての施設は中国人のものだ

悪い仕事をするのに

これほど俺を守ってくれる国もない


星海広場をぶらついた

午後2時に待ち合わせている

たくさんひとがいるのに閑散 ....
三奈さんの吉岡ペペロさんおすすめリスト(66)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
秋の音- 吉岡ペペ ...自由詩712-9-5
だれにも心配かけたくなかった- 吉岡ペペ ...自由詩1112-9-1
あなたの発見- 吉岡ペペ ...自由詩912-8-14
南元町の緩やかなカーブ- 吉岡ペペ ...自由詩512-7-14
だから大丈夫- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...612-5-15
シェエラザード- 吉岡ペペ ...自由詩612-4-14
光射す- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...411-11-12
あいにく俺は- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...311-9-21
意味- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...111-8-22
応接室- 吉岡ペペ ...自由詩711-4-26
フレー- 吉岡ペペ ...自由詩211-3-15
悲しいんだ俺- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...310-12-31
連絡なし- 吉岡ペペ ...自由詩310-8-19
小暗い森- 吉岡ペペ ...自由詩510-5-26
クサマヤヨイの絵- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...510-5-25
ひとりごと- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...510-5-6
藤の花ぶさ- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...1410-5-5
きみの誕生日- 吉岡ペペ ...自由詩610-5-5
Ever_Green- 吉岡ペペ ...自由詩1110-4-11
ミニチュアの街- 吉岡ペペ ...自由詩610-4-11
蛇たちの疾走- 吉岡ペペ ...自由詩410-3-20
東京のふゆの風- 吉岡ペペ ...自由詩1909-11-12
四日の夜- 吉岡ペペ ...自由詩909-10-23
茶わん蒸しの唄- 吉岡ペペ ...自由詩909-10-16
彼には家庭があったんや- 吉岡ペペ ...自由詩609-10-16
秋の風- 吉岡ペペ ...自由詩909-9-19
大人の世界- 吉岡ペペ ...自由詩909-6-5
メッセージ- 吉岡ペペ ...自由詩709-5-28
或るひかり- 吉岡ペペ ...自由詩308-6-19
星海広場- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...608-6-18

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