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あなたは
そんなもの
ないって笑ったけど
ほら
あったでしょ
なないろのばら
悲しみのいろ
憎しみのいろ
そんないろしか
思いつかない
自分がきらい
そう言ったら
ほら
これは
喜びのいろ
....
朝
目を覚まして
妖精のなみだ
見つけた
しん、と
凍って
夢で流した
わたしのなみだが
ここに
秋の夕方
たくさんの雲の下
やましいって
言葉の意味を
初めて知る
少しづつ
変わっていく
木の葉のいろ
少しづつ
変わっていく
あなたのこころ
少しづつ
変わっていく
わたしのいくさき
お願い
わたしを
あきらめないでね
わたしがどんなに
悪いことしても
わたしがどんなに
自分を傷つけても
お願い
わたしを
あきらめないで
こわい顔しててもいいから
ときには忘れてもいい ....
あの森のむこうに
あのひとがいるなら
わたしは森を抜けて
あのひとに会いに行こう
きっと途中で出会う
たぬきやうさぎを引き連れて
バスケットにはサンドイッチ
あのひとの家に着いたら
熱々の紅茶 ....
ふたり
何事もないかのように
地平線を見ていた
言葉もなく
寄り添って立ち
まるで
ふたりのあいだに
深淵もないかのように
あまりに
牧歌的な風景に
さよならさ ....
ほんの少しの希望を探しに
出かけよう
傘は持たない
濡れてもいい
晴れるときがくるかもしれないから
私はあなたを
見つけられるよ
いっぱい
似たひとがいてもね
夏が
折りたたまれていく
秋に座を譲る
夏の気持ちは
今年の夏には
もう二度と会えない
こんな風に
向きあえる日が
来るかもしれない
いつかはわからないけど
その時を願う
結果はどっちでもいいの