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かつて
のしかかる羽根だったもの

いつも
ふゆの景色に茜色を刷いていく
かろうじて開かれた膝のおく
凍える火を吸う唇がいう
「わたしたちは箱から飛びだした角のようなもの
いつだっ ....
ロック/


肉のなかにあるキッチンで
いちじくを割る
どちらがわにもいなくなる
感覚を否定した濡れ手を重ねて
象ったイーコール

それは合掌

あったことはいちどもなかった
 ....
夏野雨さんの平井容子さんおすすめリスト(2)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
- 平井容子自由詩812-10-13
たいせつな蜘蛛を殺した日- 平井容子自由詩912-9-17

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