すべてのおすすめ
おにぎりは
人のために握っても
自分のために握っても
いいものですね
ぱっと手が熱くなって
はふはふがまんして ぎゅっ
相手のことを考えながら
自分の今日を考えながら
おまじな ....
ちいさい荷物をおろしたら
新しいのがとどく
とどく
いきてる限り
もって
おろして
今日から明日へ
ことんことんことん
ほら
あしあとになった
ゆるすひとと
ゆるさないひとを
きめるのではないよ
ほどけてしまう
糸はむすべない
あっちからふく
風はつめたいね
こごえそうだよ
もたないから
ふせぐことばを
つなぐ ....
面倒みるしかないよなって
言われたくって
ちょっとかわいこぶってた
髪いじってた
内心あきあき
秋だからってさ
さみしいせいにしてるだけ
ばかみたいだね
心細い夕焼け
ひとりみている ....
濁りのない
青と薄い白雲
朝だよ
あなたへ
かなしいこと
和らげてあげたい
この景色を贈ります
あなたへ
生きているから
感じる朝だよ
お年寄りの話は
へぇーといって聞かなければならない
そんなことないですよ
なんて言ってはいけない
いや 言えない
一度そう言ってしまって
とんでもなく遠回りをして
やっとうちにたどり ....
理想の母とは
いつも友人の母だった
決してとることのない仮面の笑みが
もたらす安心の温度にほどけていった
なぜ母は私をよぶとき
まゆげをきりりとたてているのだろう
目の端が尖っているの ....
夜の夏に迷って
昨日の夏をたどった
歩きつかれて座る
椅子は今日もある
太陽は沈んで
君を隠してしまった
星の君は優しくみえる
ほんとの君みたいに
過去にもどされてみたかった
....
私の夢が破裂して
遠い所にあるのを知った
私に黙ってわたしは
探しにゆこうとするだろう
私は私が欠けたことに気づいて
わたしに戻れと泣くだろう
早く戻れと泣くだろう
夕闇が
....
今朝よんだ本にかたいものがはさまっていて
誤ってのんだらしい
私のカラダの中を
ゆっくり ときどき急いで
まわるついでに 観察してるようだ
なんとかとりだそうと本を探してみる
巨大 ....
眠れないというあなたは夜を嫌って
薄いカーテンを少しあけるのです
ぴったり壁につけたベッドからどこかへ
ゆけるとおもっています
上の方の星には目もくれずに
下のほうの街灯もみないで
中 ....
夜中に灯油をいれる
つばめが驚くから電気をつけられない
灯油をいれるもの
懐中電灯で照らすもの
ふたりで作業することになる
ひとりでできることなのに
つばめがぬくぬくとすごすために
....