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バスは砂の街を過ぎた。
撒き上がる砂埃に、窓の外側がざらついている。広い道路が先細って、地平線へ続くのが見える。
小さな土煉瓦の集落が、前に現れる。薄汚れた数頭の羊が、崩れ落ちた土壁に囲まれ、 ....
微風が髪を流し
湖面を波立てる
(ほのかな水のにおい)

揺れる草の残像を
午後の残り火が彩る
(影、深まる濃紺)

誰に向けた言葉もなく
夜の静けさを待つ
(しるしに満ちた沈 ....
夏野雨さんの小林 柳さんおすすめリスト(2)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
羊・風車・深海魚- 小林 柳自由詩511-2-2
ほとり- 小林 柳自由詩310-8-11

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