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わたしが
どうしても我慢できなくて
でも、教室には絶対間に合わないし
歩道に面していくつか並んだ
車庫の一番奥に勝手にはいって
おしっこしたって
話したら
妹はそこで、ひとり、
....
(ベートーヴェン
最後の弦楽四重奏曲、第十六番
三楽章によせて)
土にもどったといったところで
だれも
これがあのやわらかな若葉だったと
気づくものはいない
虫の寝床となりな ....
ただ、ひとつの線
そのさきの
きわみ
静けさ
甘みを増してくる
過剰なざわめきに
鈍い、だが長い
痛みに
蓄積されたのち
放たれる
腐臭に
耐えつづけるこ ....