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強い風が吹いて
あの人の紺の傘を打つ
骨の折れた傘の下で
あの人は片目を抑えている
コンタクトがずれるらしい
風の強い日は
視力を補って泣きそうになるなんて
馬鹿みたい
……なんて思わ ....
「比べてみよっか」と
あなたは笑って手を広げた

重なった五本指の向こう
あなたの笑顔がまぶしい



丁度指先三本分

ふたりの距離を
一気に埋めてしまいたいような
もう少 ....
夏野雨さんの衿野果歩さんおすすめリスト(2)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
紺の空、風の強い日は- 衿野果歩自由詩308-6-30
指先の記憶- 衿野果歩自由詩307-11-13

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