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この夏が終わるのもそう遠くはない、と
花火が打ち上げ終わった海にいる私

横たわる一メートルと五十センチあまりの生身
押し寄せる波に三十六度五分の生気は解放される

あれからどれぐらい経つ ....
淡い色のアスファルト
履き慣れないローファーがなく
緩やかにのびる桜のトンネル
出口は海へと繋がる

祖母は言っていた
この町は桜が多い、と
まるで桜の中に町があるようだ、と

寝ぼ ....
夏野雨さんの緋月 衣瑠香さんおすすめリスト(2)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
海になる- 緋月 衣 ...自由詩11*08-8-24
桜の町- 緋月 衣 ...自由詩14*08-4-5

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