すべてのおすすめ
見知らぬ男が映っている
頬杖をついて
眉を動かせばそれを真似る


雨が真横に流れていく
薄暗い壁紙の町
今は車内の方が明るい
どちらにせよ寒い


短慮な決着をつけてきた
悪 ....
大したことはもう出来ない
袋小路で袋の鼠
だから袋ひとつ背負ってどこかへ行くんだ
大したものは入ってない
聞かれたら「ボーリングのボールだ」って  ※
答えるのさ
明るい11月の終わり
 ....
廃村の外れで
垂れ下がった電線が風に吹かれている。
壁や窓を叩いている。



置き去られたカラーボックスに
アニメのシールがでたらめに貼りつけてある。
清掃車のオルゴールが近づいてく ....
この碗はわたし
ひんやりとした手触り
入っていたのはひと綴りのことば
自分に深い意味はない
ここまで来て
この次に至る中継点であっただけ
どうなるか分からない はいいろの海に
漕ぎ出し辿 ....
飛び立つ後ろ姿を
どこかで見た
 


の記述を
探して


黒く浮かぶ
記憶の島を探し
脳内を辿ってゆく



ほの明るい
Cellの海の
上空に浮かび
 ....
墓に酒を傾ける
世間の片隅でありつづけた君に
酒で石が黒くひかる


夜明けに
しらじら壁を見上げた
死ぬとはどういうこと



墓に酒を傾ける
羽虫がいっとき酩酊している
 ....
夏野雨さんの大村 浩一さんおすすめリスト(6)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
創書日和【鏡】雨の窓- 大村 浩 ...自由詩5*08-12-31
創書日和【袋】_ショルダーバック- 大村 浩 ...自由詩7*08-12-1
創書日和【声】_声が聞こえる- 大村 浩 ...自由詩22*08-10-30
創書日和【器】SHIP- 大村 浩 ...自由詩12*08-5-31
創書日和【鳥】_記憶の鳥- 大村 浩 ...自由詩15*08-3-29
創書日和【酒】_墓酒- 大村 浩 ...自由詩7*07-10-31

Home
すべてのおすすめを表示する
推薦者と被推薦者を反転する