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かつて空き地だった道路を前にして、
置き石のようにガードレールに座った君よ!
軽トラックが、廃棄解体寸前のオーディオを
山ほど抱えて走っていく。死んだも同然。とはいえ、
車輪の音とともに虫 ....
開店前の7時、
スーパーマーケットの駐車場に車を止めて
日曜日のハンドルを握りながら友人を待っている。
自動販売機から戻ってくる友人に、
おはようのかわりに足かけをしたもう一人の友人は、
数 ....
真夏の夜だ。
蛙の鳴声。その、むせ返るような自由さ。或いは、
青春の悪徳を手に―体育倉庫から盗んだバレーボールを片手に、
的外れなコートの上に、田んぼの中にぼくらは突っ立っていた。
「試合よ ....
郊外地ー、吹きさらしの原っぱ。
トランペッタみたい。
クラクションを鳴らし合うトラック乗りたち。
そういうのって格好いい。
ーよう!
そんな風に、
この詩も君に読んでもらいたい。
それが、
どんな言葉だったのか。
風呂にでも入りながら考えるとしよう。
空っぽの口に装弾した犯人のことも。
まもなく、
冬がやってくるというのに
さながら、
新品の漆黒のコートに
無数 ....
ニュージーランドに旅立つという女に、
友人は読みかけの本を渡した。背表紙の裏に、
その日の日付を書き込んだ。そしてぼくらは
傘をさしていたっけ。雨があがった後は、
マンホールの蓋をつついて歩い ....
広場の真中を陣取ったトースター。順番待ちの
争いをはじめる鳩たち。宙を舞う、羽毛とパン屑。
それも毎度のことと、寝そべっていたベンチの上で
塗りたて注意の張り紙、その裏面に書かれた
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積帝雲の奥には うずまっき
孵化した数万匹の おさっかな
はじめて口にする餌は つきあっかり
(骨のなかには 記憶 があるぜ
(骨のなかには 未来 があるぜ
金魚鉢の頭 ぐっるぐる
....
夏野雨さんのプテラノドンさんおすすめリスト
(8)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
空いた土地
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プテラノ ...
自由詩
1
09-3-20
履歴書に対しできること
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プテラノ ...
自由詩
2*
08-8-19
ホースで水をかけてくれ
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プテラノ ...
自由詩
3*
08-2-17
出来ることなら、こんな風に
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プテラノ ...
自由詩
2*
08-1-31
コート/冬
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プテラノ ...
自由詩
5*
07-11-29
さっき出会ったばかりだというのに、でも、今日がその日
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プテラノ ...
自由詩
2+*
07-11-28
争い
-
プテラノ ...
自由詩
2*
07-11-3
毛虫
-
プテラノ ...
自由詩
3*
06-8-31
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