すべてのおすすめ
切り花のうつくしさ
根を持たぬ、管理された美
土からとおく
まいにち、冷たい水を待っている
淀んだ水では、たちどころに腐ってしまう花
そうあるように求められたおんなたち
彼女らの容色が ....
きみの小指から熱い砂糖水が滴り落ちてきて
わたしの両の手で受けたとき
ああ、きみは海から生まれた生き物じゃないのだ、と悟る。
根本的に異質な生き物なのだ。
わたしにとってもきみにとっても。
....
梅雨の雨に打たれても
冷水のごとく頭を冷やしてくれるでもなく
ただじっとりと皮膚細胞の表面を融解させていくだけなので
五月雨には稀塩酸が溶けている。
猫は命が九つあるというが
命を七つく ....
うーん、もう
どうにもこうにも
まったく、やっかいなので
くちびるを接着剤でくっつけちゃいました。
くっつけちゃったので、しゃべれません。
これであんしんあんぜん、口は災いのもと。
あ ....
ことばよりさきに
脱ぎ去れない肉体を持って
取り乱す
見上げれば
木漏れ日が
からだを斑に染め
赤と緑に、網膜が灼ける
わたしは、うまれてしまったのだ
あかくふよふ ....
あなたの胸に、耳をつける。
はらはらと
降りつもる、ゆき。
さいげんなく現れる、ぶあつい雪片。
あなたにふれた手のひらが、やはらかく折り重なり
何層にもなってゐる。
ぼくのも、知らないひと ....
りゅうのあくびさんの凍湖(とおこ)さんおすすめリスト
(6)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
生花
-
凍湖(と ...
自由詩
3
14-6-3
親しいということ
-
凍湖(と ...
自由詩
2
13-6-14
わたしは猫になりたい。
-
凍湖(と ...
自由詩
5*
13-6-13
お口にちゃっく。
-
凍湖(と ...
自由詩
2*
13-6-11
ことばよりさきに
-
凍湖(と ...
自由詩
9*
13-2-25
ふる雪のそこに
-
凍湖(と ...
自由詩
10*
13-2-24
すべてのおすすめを表示する
推薦者と被推薦者を反転する