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君は行ってしまった
一度背中に翼が生えたら
羽ばたかずにはおれない鳥のように
遠い所へと飛び立っていった
きっと、その心は
この地上に縛りつけておくには
余りにも自由すぎたのだろう ....
力による勝利は、人間性の敗北だ
私たちが
自分を創り終えるのは
いつなのだろう
たとえば、
どこかの建物の一室で
最後の息を一つ吸い
そして、吐き
その胸の鼓動が
ついに沈黙する時
あな ....
干しかけた洗濯物
風の一吹きに掬い上げられ
みんな地べたに、落ちちゃった
シャツにトランクス、靴下にパジャマ
着古した心から、思い出の沁みを洗い落として
まっさらに漂白したっ ....
論理というのは
ギアボックスみたいなもの
私たちの心に構築され
その行動を、司る
でも、
スチールの
箱の中に押し込められた
小さな歯車の数々が
錆びつき、牙が欠 ....
綴じられた手紙の様に
君の心を読むことができない
それを
どうしても知りたい
僕のことを
どう思っているのか
今、自分が
ごつごつした
隕石に変身して
....
上手く折れない
紙飛行機が
放り込んだ屑籠の
縁から顔を覗かせている
拾い上げて
半開きの窓に向けて
今一度、飛ばしてみるが
盲の鳥のように
あさっての方向へ ....
やーい
へたくそ
生きるのが
へたくそ
つるつるに磨かれた
硝子テーブルを這いまわる
コガネムシみたいに
もがいちゃってさ
いたずらに
ピアノ ....
絶海の孤島に漂着して
今日で何日目?
生れ落ちた時から
君は遭難者だった
街を歩けば
行きかう人の
顔、顔、顔
彼等は所詮 幻
手の届かない 幻
....
蜘蛛の足が
多すぎるからと言って
面白半分に引きちぎる子供
休みの日が
長すぎるからと言って
魚を釣り上げたあと
血まみれの口から
針を引き抜く釣り人 ....
耐えきれないくらいに
煩わしい 日々の騒音
例えば誰かが
誰かを蔑む声
私の方が正しい
そう主張する声が
街を包む空気を
重くするのさ
....
なにかになる
と願いながら、
まな板の上に
かみねんどが
しろく しろく
うずくまっていて。
なに者にも
なれないままに
ただ 干乾びていく。
....
俺は
一粒の砂
浜に埋もれて
見分けはつかない
陽ざしに燃える
ベージュ色に乾いた
波線のうねり
その繰り返し
俺は
一枚の枯葉
沢山の緑の
....
私は孤独を愛する
静けさに 怯えながら
私は世界を愛する
この手で 汚しながら
私は自分を愛する
鏡に 閉じ込めながら
私は友を愛する
その富を 妬みながら
....
りゅうのあくびさんのまーつんさんおすすめリスト
(14)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
一欠けらのパズル
-
まーつん
自由詩
4
15-9-29
勝利とは
-
まーつん
自由詩
7*
15-9-22
人間の完成
-
まーつん
自由詩
18*
14-10-6
洗濯物と秋の風
-
まーつん
自由詩
15*
14-9-23
錆びついた歯車
-
まーつん
自由詩
12*
14-9-8
ただの女
-
まーつん
自由詩
12*
14-9-5
飛べない翼
-
まーつん
自由詩
23*
14-5-22
へたくそ
-
まーつん
自由詩
10
13-10-3
立ち上がる波
-
まーつん
自由詩
13*
13-8-20
生きろなんて、言えない
-
まーつん
自由詩
22*
13-6-17
静寂の泉
-
まーつん
自由詩
12*
13-6-17
やわらかく
-
まーつん
自由詩
21*
13-6-14
太陽はどこにある
-
まーつん
自由詩
7*
13-6-12
How_To_Love
-
まーつん
自由詩
10*
13-5-28
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