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1
赤トンボたちが
飛行機のルーツのように飛行している
一日ごとに冷たくなる風が
透明に流れている青空の清れつさと
黄いろい木々の退廃を同時に包含している
秋の午後
パズルのピー ....
夕暮れどき
一日の仕事を終え
石段を弾むようにかけおりて
家路へと急ぐ、うしろ髪を簡素にたばねた初老の少女
時刻を告げるためのモノラルのスピーカーが
懐かしい音楽の一節で
夕暮れのあたり一 ....
なにも書かれていない
紙の上から立ちのぼる
青白い砂漠
その雪原のただなかで
花にも瞼があることを教えてくれた人が
透明なグランドピアノを弾いてくれる
その滑らかな指のうごきで
雪のよう ....
※
太陽が冷たい大気をとおして
八角形にかくばっている
冬の朝
道路は人びとのいとなみに活気づいている
みなの吐くしろい息が揺れている
むこうの馬小屋のひらかれた窓から
茶色 ....
りゅうのあくびさんの本田憲嵩さんおすすめリスト
(4)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
罅
-
本田憲嵩
自由詩
16*
17-1-25
夕暮れ
-
本田憲嵩
自由詩
9
17-1-20
氷結
-
本田憲嵩
自由詩
13
17-1-15
冬のしっぽ
-
本田憲嵩
自由詩
5*
17-1-5
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