A case of Noble Dry Disease in our hospital


【緒 言】
稀な疾患である貴腐死病(NDD: Noble Dry Disease)の一例を経験したの ....
神ガカル文面を
鈍行列車に乗せて
目的地には
停まらないのが
亡霊日和

日が暮れよると
鈍光が生まれ
メキメキと連結は乱れ
吊り革は百足のツメ

ああ先ほどから
笑っておりま ....
詩を書きたいと思ってて
座って何も浮かばないでいる
君はUFOに乗ってランチを食べながら
友達たちとおしゃべりをしていているね
君の笑い声が一番楽しそうに聞こえてくる
他の女の子たちとは、ま ....
生まれ変わったら

何になりたいかって

お前は聞いたよな

俺は

男も女も生き物はいやだぜ

俺はね

街になりたい

色んな人間がいて

楽しいことも

悲し ....
 横断歩道を渡ると、和風ファミリーレストランがあった。おれはいつも店の前を素通りするだけだった。いろんなことをしゃべりながら飯を食ってるやつらがいた。笑ったり、無表情で相手の話に頷くだけだ ....  恋をすることは惨めだ
 倉庫の巨大な薄闇の片隅で
 段ボールの埃をはたいて
 組み立て式ペーパーボックスの
 在庫を数えながら
 君の黒髪を両手に受けて
 溢れるほど両手に受けて、顔を
 ....
(阿) の口元に
(ト) おくから
(on) Rie-Do
(月))あいたい
(ほほ)の三日月
(傷) on あなた
(su) 蹴る背にして
(魔) 名指し
(吃音)あなた
(me) ....
                      communication breakdown (4〜6)

  川原

川原にきれいな花が咲いていたので
スコップで根ごと掘り起こして
ス ....
嗅ぎ終わり 爪を纏めた 招待状


心さえ 閉ざす余白に 紙の赤


父母は笑む 滂沱鼻水 蠅憩う

祝詞さえ {ルビ手跡=て}に淀ませて 墨もくろ


別れの紀 渡す花束 枯れ ....
デリーさんご指名です

かんかんかんの スッカラカラ
カラッカラッの すっかんかん
男日照りが長いので
名前をデリーにした


彼はあの子とアパート泊
私は客とホテル泊

「愛は ....
  
  急傾斜


 信号を待ってる間に
 何度も死んだ
 閉じたままの傘を
 飽きて
 植込みに投げ捨てた
 車が走っている
 牛丼屋のカウンターで
 白のロング ....
毎度ありがとうございました
こんどお会いするときまで
つつがなくおすごしください
ぼくは生活と 
そうでないものの間の距離を 
はかりそこねる者
その両端にひきさかれ
かつ跨がろうとする ....
38億年分を10ヶ月の間で
駆けぬける赤ん坊は
腹の中 ある時期になると
両腕に生えている立派な羽根を
一本一本抜いてゆきます

その間に
両足はするすると伸びてゆき
指先に爪が生え
 ....
今朝、レモンを産んでしまった
それは、色も形も匂いもレモンそのものだった
もし産んだのが卵だったら対処のしようもあったろうに
なんでレモンなんか産んでしまったんだろう
レモンに耳をあてると ....
匙の上に
翠色の木々の雨を乗せ
ライターの火をつける
ノートに記された
たどたどしい少しの
日本語と冷たい風

ああそうです。彼はぼくの友達なんです。

終にそんな台詞は口にしたこと ....
おもいどおりにやりたい

昨日を信じ続けて、ここにいたい
明日に希望を託して、夜明けを待ちたい
傷つけることが商売の政治屋にはDRYでいたい
傷つけられた過去を負う人にWETでいたい

 ....
    The Short Happy Life of Steve Godd with his Ol' Lady

 彼の両目が平均の1.5倍は左右に離れていた原因は、主にコカイン中毒に由来し ....
遠くから鐘の音

僕は丘の上

君は海の底

昨日から上の空


理解から遠い国

外は針の渦

波は風の性

遺体から届く文


未来から還る船

唄は神の指 ....
男と女は一戸建てだった 
もともとひとつの円テーブル
足があって
アクセサリーだった
一連につながったセットの死角で
バラバラだ
キラキラもして

遡る
もとの糸

太陽とか ....
あらゆる芸術になにか根本的に共通するひとつの想像的な思考があって、それが作者個人の志向性によって詩や音楽や絵画などの形態に翻訳される、というような内容主導主義をペイターは否定する。


 

 ....
それは嘘である
しがらみのジャングル・ジムを
通過できる肉体はない
青空へ!
跳躍のつかのま
ぼくは地球へ落下する
格言つきの日めくりの上に
欲望と追憶のカリキュラムに
それからしぶし ....
せなかあわせじゃ
きになるもので
おなかあわせて
しせんあわせる
なんかしあわせ。

   *

せなかとおなかあわせ。
とうさんのおなか、なかなか
あったかい。
うえをむいたら ....
    私が「知っている」と言うとき
    知らない何かがひとつ生まれる
    その終わり無き巡りのひとつひとつを
    深く 浅く 
    許してやりたい
桜と欅の厚みに
何か光っているものがあったので
こじあけようと
数日が過ぎた


その桜は









うどんこ病
君が積木など買ってくるものだから
僕らは積木遊びをするしかなかった

家をつくって
壊し
城をつくって
壊し
他につくるものなど知らない僕らは
やがて一つ一つを並べ
街をつくり始 ....
目に見えない蜘蛛の巣が
頭の上に降り積もる


あたたかい
振りはらっても
振りはらっても
あたたかい


降り積もる
降り積もる
あたたかい


降り止ま ....
散文でもいいのよね、ここは。
日記の冒頭文を抜粋して羅列して落ち込もうという試み。
淡々といくよ。ダメだしは受け付けないよ。


1207

 最近のビックリ☆な出来事といえば、歯がグラ ....
暑中お見舞い申し上げます
 今年は母さんの新盆だから
 せめて墓参りにくらいは帰ってきなさい
                  父より

   追伸
   そういえばクロがおとと ....
ほの暗い駅
列車の中で一点を見つめている
あなたの眼差しを見送る

”お気をつけて”

その一言だけが伝えたかったのだけれど

ベルが鳴り止んで動き出したのは
列車ではなく
ホ ....
その空席には猫が座った。(そして眠り始めた)
なので、もはや空席ではない。(眠り始めたのは椅子の方だったが)
ふうさんのおすすめリスト(101)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
当院における貴腐死病の一例- たかぼ自由詩1404-3-18
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ラブレターfrom地球- 馬野ミキ自由詩304-3-7
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Kusikezuru(梳る)- 右肩良久自由詩504-2-24
『Kiss_on_Rie-Do』- 川村 透未詩・独白2*04-2-22
communication_breakdown_(4〜6)- アンテ自由詩6*04-2-21
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シフトダウン- カンチェ ...自由詩7*04-2-3
毎度ありがとうございました- よねたみ ...自由詩804-2-2
風切羽- 石畑由紀 ...自由詩504-1-30
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