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有刺鉄線に裂かれた薬指から
流れ出たのは赤い色だけではなく
どうやら約束も流れてしまったらしい

薬指の約束でもなかったのに




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2000
 犬は見ている
 ぼくを、ぼくらを

 石碑は見ている
 制服姿のぼくらを

 死人の目がカッと見開く
 最後の一言を落とすように
 僕らが去り際の背中に向かい
 「見ている!」
 ....
夕方5時、泣いている子供に出くわす

私は
甘い声を出してあやすほど
手馴れた大人ではない

でも私は
大音量で泣く音源を
置き去りにするほど
子供でもない

うろうろと周囲 ....
佐藤清児さんの自由詩おすすめリスト(3)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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恥じ- doon自由詩207-9-16
私には私の- こうや自由詩1*07-9-15

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