すべてのおすすめ
庭に植えた橙(だいだい)を
隣のいい年頃の娘が じぃと見ていた
熱視線で家が燃えるわい・・・
と小声で冗談を言いながら
剪定ばさみを手に持って
「家のは少し酸っぱいんだけどねぇ」
と呼 ....
「オルガン」
オレンジみたいな涙を流すから
いつも泣かされてばかりいた
優しいね
キミは唇を頬に寄せて
流れる柑橘涙を上手に受け止める
夏の子供用プールはレモンの匂いがするね
....
両の指を痛い位絡めて
錆びたフェンス越しに友を見ていた
立ち入り禁止区域
思い切り高く遠くへ放った
僕達の鞄
一瞥して走り行く
君の ズザザと力強い
足元の埃
駆け上が ....
コッペパンを3分の1
残して 思案する
枝豆とチーズを少し
小さい親指で ぎゅぎゅっ
と 押し込んで
可愛い子 口角が少し上がっているね
『よくできました』◎
「ちゃんと食べ ....
ヘンリー 私の膝の上でお眠り
窓辺に当たる雨の音を聞きながら
時々は 可愛い耳をぴくんとさせて
解った振りをしてくれれば いい
ひとり言を 話すから
....
色画用紙に一日の花を描くよに
夏服の少女の贅沢なアトリエは
少し柔らかなメイプルの
敷き詰められた木床の上で
重なるパウダービーズのクッションが
転がる足先まで受け止めた ....
郵便受けに溜まった新聞が日焼けしていた
古い日付は、風に晒されて
更に風化した遠いあなたの
背中に張り付いて
帰ってこない のに
201号室の、窓から入る西日を受けながら
忘れて ....
藤丘 香子さんの千月 話子さんおすすめリスト
(7)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
ご挨拶
-
千月 話 ...
自由詩
10*
08-3-20
彼等のためのソナタ(香りつき)
-
千月 話 ...
自由詩
7*
08-1-26
「青い春」と呼ぶ
-
千月 話 ...
自由詩
14*
07-10-19
帰りの道の少女
-
千月 話 ...
自由詩
12*
07-8-28
輪廻の雨
-
千月 話 ...
自由詩
24*
07-6-15
花模様スケッチ
-
千月 話 ...
自由詩
9*
05-6-19
メゾン_『ノワール』
-
千月 話 ...
自由詩
34*
05-5-30
すべてのおすすめを表示する
推薦者と被推薦者を反転する