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寒風に手指をかばう
待つとも待たないともいえぬ朝まだき
冷え切った空気が
空高くから透明に降りて
ちいさな公園の
遊具に残る最後のぬくもりを絶やす
ほぅ、と湿った息を吐く

 ....
すこしの未来から
この腕の中へ
孕みきれずに通り抜ける風
逡巡の末に口をついた言葉は
よるべなく
冷えた石畳へ滲み込んでいく
たった十五センチの命


声が 風にのるのは
 ....
藤丘 香子さんの久遠薫子さんおすすめリスト(2)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
東京- 久遠薫子自由詩26*07-12-6
紫雲- 久遠薫子自由詩5*07-11-18

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