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どんなに小さな波紋でも

今ひとときを願う夜

果て散る枯葉に焦がれている

ゆらゆら月の真ん中に

小石をひとつ投げてみた
窓の外には

石となった旧人類を囲んで遊ぶ子供達が

誰一人として眠りを知らずに

すべての草花は咲いたままで 果てなく咲いたままで

毎日が祝福される たったひとつの俺の世界で

 ....
ひとつの瞬きの中の
帷の綻びから深遠を見つめる少年の
そのはるかな頭上を


商隊が騾馬に荷車を牽かせて
かぽかぽと銀河のほとりを迂回してゆく
どこか遠くの ずっと若くて活気のある星団へ ....
藤丘 香子さんの相馬四弦さんおすすめリスト(3)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
水月- 相馬四弦自由詩2*10-9-28
新世界- 相馬四弦自由詩5*10-8-12
星宙間をゆくキャラバンの宴- 相馬四弦自由詩2*09-2-3

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