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昔、
浜辺に白紙が漂着した。
それは昨日、
ぼくが君に貸した
本の一ページだった。
文字はおろかシミさえ無くなっていて、
大海で起こりうる時間の消失を
実証するのに充分だった。もしくは、 ....
かつての持ち主が言ったように―「長い旅になりそうだな。」と、
懐中時計が呟いた。そして歯車は相方を探しに出たっきり戻ってこなかった。
縫い物をする少女の手の中で秒針だけが動き続けた。
藤丘 香子さんのプテラノドンさんおすすめリスト
(2)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
漂流
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プテラノ ...
自由詩
11
08-1-15
僕の母親は縫い物と同じくらいに作り話が上手だった
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プテラノ ...
自由詩
5*
07-6-16
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