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 てらてらひかる 満月の夜
 年老いたゾウは 檻の外を見ている

 外はすっかり 秋の装いだ
 どおりで最近 足の筋がしくしく いたむわけ
 長いはなで 鉄柵に触れ
 静かに眼を 閉じてい ....
皓々の ひかりひきさき
にぎぇええああおう
いぇえええああおう と
なきたるものの
なんとせわしき吾が鼓動
そのきりさかれた
ひらひらたる一篇を
口に含みて
とばりのむこうへいけと な ....
もはやどのような風も

ヨキをつれては来ないだろう

だから

おおみえ きって

つづくかぎり 叫んでやる


つまさきを地平にむけよ

つまさきを地平にむけよ

ふり ....
あるく

そぞろあるく
奥にあるものに かたる
いらえをあてにして かたる
かたりながら だまって 歩く

歩く

やあ、なんという沈黙
雲さえとうに まいちった

がりがりと ....
 
 おとうちゃん しっぷ はらはる
 あかんもう年や、ゆうて 腰に貼らはる

 おかあちゃん むね はらはる
 もうすぐあかちゃんくるんやで、ゆうて むね張らはる

 おにいちゃん テ ....
  写真をとるとき、
  かならず右かた側が少しさがっており
  横にならんだ左かたにふれ。

  そのくせが

  どうにもゆかいで。

  どうやらおまえのたましいは
  すこし ....
くそ じじい と

おまえは また そのすこし 

ぽってりとした くちびるを ゆがめて

はきすてるように いうのだろう


なんだよ と


ふたりのあいだにある へだたり ....
藤丘 香子さんの六一介さんおすすめリスト(7)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ゆめみる動物園- 六一介自由詩6*05-10-15
あけるあした- 六一介自由詩104-12-23
つまさきを_地平にむけよ- 六一介自由詩204-11-3
さわがし野- 六一介自由詩6*04-10-1
はらはる- 六一介自由詩6*04-9-28
或る霊長類ヒト科の- 六一介自由詩9*04-9-27
あくたいと_また、_その_こころ_の- 六一介自由詩12*04-9-25

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