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気づいたときには、わたしが
わたしという輪郭に 縫いしろを足して
日常から切りとられていた
景色はいつも、ひどく透明なので
ふりかえっても もう
戻るべき箇所を、確かめることができない ....
水を、欲している
のどの ずっと奥のほうで
さかなが泳いでいる



季節が融けはじめていることに
気づいたときには もう
わたしのなかの海は 浄化され
沈殿していた過去があふれ出て ....
長谷川智子さんの望月 ゆきさんおすすめリスト(2)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
運針の、記憶- 望月 ゆ ...自由詩42*08-7-28
回遊、わたしのなかの、- 望月 ゆ ...自由詩58*07-4-4

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