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雨上がりの
仄白い、広い、ひとつの湿度が
冬の夜の終わりに、ふ、と
灯る


夜明けだ
空はひとつの肺となり
冷たく湿った冬の朝を呼吸する
細やかな鳥の霧を含んで
 ....
誰も
さよならを言わない
誰も、何も、言わない





ジ、


ただ
重々しい青へ、空の、青へ
弾け散るように飛び立った蝉の
既にこげ ....
凛々椿さんのA道化さんおすすめリスト(2)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
呼吸器系の季節- A道化自由詩908-1-17
滴る耳- A道化自由詩2507-8-22

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