すべてのおすすめ
想像、とは
経験を必要としないものだ、な
萎びた公園の
寂しいベンチは
知っている
きゃらめるを裸にして
折り紙をする
ほっぺがすぐに
沸騰する
彼女、は
....
どでん、の大怪獣
おとなに、なりたい
わたしの獣、
不渡り手形のよう、な
今夜
消化不良のカンタータ
語るべき旋律はゆらぎ
唱歌のサビに似た
主観を廃したモラルは黙す
....
画一化され、再構築される
夥しい思考の、洗礼
の、なか
ライフルで射られた足が
ひとつの開発をはじめる
おしゃべり、が
長くなりすぎないよう、にと
区切り、ながら
....
心臓、は
従軍する
かたち、を護るため
こんにち、までの
利率を導き
身の上話、の
清算を迎え入れる
ただしく在ろうとすることは
ときに、愚鈍を空炊きし ....
生まれたとき、
酸素を必要としたとき
か、ら
福音が響いている
アルコールが残る
月曜の朝、に
は、太陽が恋人だ、と
叫びたくなる
四つ目の角を、曲がってみたくなる
....
とんちんかんなシルビア
たて結びの赤いリボン
可愛くない絵を描く
愛されたくないと嘯く
手紙も書かない
赤いぷにぷにしたインクじゃなきゃ
書かない
届かないよ、って
....
ひしゃげた真実を
縫い合わせる、ように
なにやら、はたはた
と、せっかちな右手
寂れた街にも
喧騒という虚栄心を
夜に素直なことも
混沌で覆ってしまえば、いい
欲に ....