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しめった風が頬をなでるのをやめ、
埃のような雲霧が二人の呼吸を失わせていく
白くかすんだ記憶の中で
街灯だけは飴玉のように赤く潤んでいたが
  
  私はそこにいるはずなのか
  そうでな ....
1.

すき
きらい
どちらでもない

ひとひらの

花びらを海辺にすてに行く
指先が君を呼びかけていて、長袖を捲ることが
できない
もう知ってるんだ

この先で
海辺の声 ....
月下美人さんの二瀬さんおすすめリスト(2)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
喪失の仮面- 二瀬自由詩17*08-9-3
海辺の理由- 二瀬自由詩35*08-7-28

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