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くたびれた足を引きずって
いつもの夜道を帰ってきたら
祖母の部屋の窓はまっ暗で
もう明かりの灯らぬことに
今更ながら気がついた
玄関のドアを開いて
階段を上がり入った部屋の ....
「 いってきます 」
顔を覆う白い布を手に取り
もう瞳を開くことのない
祖母のきれいな顔に
一言を告げてから
玄関のドアを開き
七里ヶ浜へと続く
散歩日和の道を歩く
....
わたしの影は揺れながら
誰も知らない夜道を歩く
永遠に追いつかない
「 一人前 」に向かって
月下美人さんの服部 剛さんおすすめリスト
(3)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
遺影のまなざし_ー四十九日前夜ー_
-
服部 剛
自由詩
20
09-3-10
海に還った祖母に捧ぐ_
-
服部 剛
自由詩
35
09-1-24
四行詩_
-
服部 剛
自由詩
7
08-3-4
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