{引用=
静かの、川が
逆流する
しなやかな動きの連続で
えたいの/知れないものたちが
反射するから
少女は、もう一度
夜を怖がらなくてはならない
そういうものなの
と、 ....
夜が燻る
夜が放火する



わるいゆめ
ほんのすこし掠めた
ささくれが毛布にひっかかるような
ひっかかるようなきがして
指を舐める

夜が燻る
夜が放火する


にがい ....
夕凪は待つことを{ルビ已=や}めて 知らぬ場所へと流れた
てのひらにぬくくなる小石 解放すれば 水面を模した服を着て
しずかに転がる

濃紺と橙が補色を崩す
群閃光が雲に喰われてゆく

 ....
俺は心が押し潰されそうなのを必死で我慢した。
誤魔化した。
誤魔化した。
絶望!絶望!猛毒カルマ!!

「貴方って、なんて信じられないの。人間じゃないわ。」
そうだね人間以下だろうさ。 ....
風物のうつろいに
あらがって
旅するひとは
いつだって 燦然と
独りである
週末はいつも、
なんかどっかオカシイ。
楽器が欲しくて。
悪い仕事始めたりして。

おやすみって、
おっきな声で言った。
寂しくなんかないもん。
気分はいいもん。

ご無沙汰し ....
雨粒が
なみだみたいだなんて

陳腐ね
とても

雨滴も
落ちてしまえば
ただの雨水

なみだだって
たぶん
ギターのなく声が

淋しい と聞こえて

また 幻 かと

貴方を 困らせる



背中合わせの

りある と ふぇいく

いつの間にか

駆け足 に世界  ....
近づいてゆく
風が乾いた草の匂いをはこんで
近づいてゆく
滅んでゆくものの気配を
怖がらないで足をのばし
サンダルを遠くに飛ばして
近づいてゆく
秋のサテンのやわらかな手触り
私はこの ....
大体前からセックスするなりゃ犬派じゃなけりゃな、と考えていた。

記憶から滲み出た階段は死ねばいいとすら思った異性を思い出してヤバい。
いつまで隠れてなきゃならんのか。
もう出てもいい?
 ....
つきのかわらだ

夜の雲われて

あいつのこころ

鉱物みたいに

ちらばっていた


高速道路の空に

そいつを置きざりにした

強く踏み込んだ


つきのかわら ....
ノット・シンガー・ヘル。
テレビの砂嵐って珍しいよね。
テレビなんて24時間やってる。

ノット・シンガー・ヘヴン。
目覚ましなら七時半に鳴っていたよ。
ミサイルなら昨日落ちたよ。
 ....
間違いだらけの世界だろ?
とりあえずオイラ敗者クラブに行く。

トゥトゥトゥトゥ、
トゥトゥトゥトゥ、
敗者クラブに集まってんのは、
梅ガムとか女性用下着の下だとか。
三足千円の靴下 ....
赤い林檎に口づけする。

僕らはもう病院で処方される薬無しに生きてゆけぬ。
毎晩何かしらラリっている。

何故に酒で酔えんのだろうな。
ハルシオンとドクターペッパーとラッキーストライク ....
 

今日はやけにもちあわせのお水の減りがはやかった。
英語を読むのはきらいじゃないけど、
うまく言葉になりきれないおもいがあるのは否めない。

世界革命を起こせるあたし達が変えられるのは ....
足から入り腕を出すと
ダンボールのほかは空ばかりで
おれは首のばし
下をのぞきこんでも
からり晴れわたり風鳴る底なしの

しまった
あれも連れてくればよかったと
ポケットの小瓶 ....
真昼の太陽の微笑みを
光とともに受けて
重たい涙が乾いてしまった

空が吸い込んだみたいに

真昼の温もりのある風が
おそるおそる
やってきて
冷たい憂鬱を運んで行った

夕立に ....
夏は
山がすこし高くなる
祖父は麦藁帽子をとって頭をかいた


わしには何もないきに
あん山ば
おまえにやっとよ


そんな話を彼女にしたら
彼女の耳の中には海があると言った
 ....
もしもし母さん
なんて云うから
母なんていない
と 返す

ごめんなさい
なんて云うから
迷惑なんてもらってない
と 返す

わたしはいつだってそう
なんて云うから
あなたのこ ....
即興の 言葉に

真実を 認めて

行き着く先を

曖昧にしたまま

四 百 四 病 より

タチの悪い

病を患う
メリケンスタァによろしく、って。
女王蜂が足をひろげて吐き出した。

憂鬱に猿が、
憂鬱に猿が、
憂鬱に猿が、
憂鬱に猿が、
憂鬱に猿がダンス踊ってった。

なんだか凄い耳鳴りが。
 ....
タオルケットに包まれて
ひとつ
大きな夢をみた
 
 
 
色は 知らない
音は 要らない
 
そんな
ただぼやけた場所
 
温かい
 
 
夢だとわかっていた
から
 ....
Aカップ 水着泥棒のみぞ知る 電車にのるんすき
でんしゃできみの町をとおるんがすきやねんけど

僕がいくら手を振ってても
きみにはオレンジとか青とかの
きれいな線にしか見えへんやんなあ

みえへんやんなあ
果ては相変わらず
雨が降り続いて
げんなりするのな。

夢は相変わらず
悪夢が続いて
がっくしするのな。

長靴の少女、クラゲ踏み潰す。
セットリスト燃やして会いたい人間呪う。
 ....
きのうの じぶんを
コピーする だけですから
いくらでも すぐできます
じまんするようで てれますが
なかみは なんにもありません
つまらない言い訳も
錯綜するゲームも
白熱する議論も
うつくしい花も

必要はない

ただ同じ荒野を持つ
それだけがぼくたちだろう

赦さないでいい
救わないでいい


愛 ....
見上げれば



わたしの空
夏は涙を流してくれない


瑞々しい草木の
しなやかな手に雫を落とす


食卓のある窓の
鈍色ガラスに雫を垂れる

自分たちの体温に気づいた時
季節は泣いてくれる


 ....
ひなはとうとう
自分が足をあげると
道路にはりついてる黒いかたちも
足をあげることに気づきました

ひなの世界にはまだ
「カゲ」という概念がないので
それは楽しい発見らしく
何度も足をあげて試してま ....
nahoさんのおすすめリスト(46)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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