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霧雨が運ぶは遠い音ばかり
我が水の薄さに萎える羽虫かな
触れるたび遠去かる音日々の音
ゆらぐ道ゆらぐ光の水の声
水もとめ{ルビ背=せ ....
{引用=茶事}
チューリップどくたあすとつぷさへぎられ
永遠に蝉の抜け殻さがす午後
誕生日なずなに今日をうばはれて
一大事つばきの花びらひとは落つ
....
本を開いて 通り抜ける言葉 眺めている
あんまり白い雲だから さみしい
水捨てて 私のようだと コップ見ている
ここには無いことだけが わかる日だ
もういらない ....
夕焼けは東京タワーに盗まれた
冷風に反射した空雨近く
寒いねと囀る 風とスカートが
花火より緑の夜ざくら見ていたい
っっっ風 今の強いね 飛ばされたね
きっと僕ら、お ....
蜜 蜂 や 甘 い 寝 床 は ど こ に あ る
茶 の 花 の 語 ら ぬ こ と を 飲 む ば か り
両 足 が 棒 の よ う だ と 案 山 子 か な
赤 ....