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小さな毛糸の手袋が片一方、
橋の袂に落ちていた
どんな子が落としていったのか
いやそれとも
こんなに小さな手を守ろうと
優しさが形を成して包み込んだのは
私の手ではなかった ....
有って無いもの。
糾弾と依存とを行き来して、
「ぼくら」はどちらの虜囚だっただろう。
吹きさらしの冷たい玉座に
老いた王子は逃亡の果て 独り帰り着く。
だがそのとき再び、
冬のおそい夜明け ....
殿上 童さんの都志雄さんおすすめリスト
(2)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
思い川
-
都志雄
自由詩
8*
10-1-17
正しい森
-
都志雄
自由詩
1*
10-1-10
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