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昨日だってそうだった。
大して金にもならない仕事で、ただ毎日を削っていた。
どう削ってみても、まるで僕から出てくるフケみたいに
細々と卑しく落ちてゆくだけできっと何も感じちゃいない
....
なあ、はじめ。
知ってるか。
お前がずいぶん毛嫌いしている、チンピラの田口は
将来お前なんかより良い父親になるんだ
それはもう驚くほど家族思いの良い父親だ
だが相変わらずお前は彼と ....
表面張力のまほう、
いつの日にか飛び立てる気がして
いまさっき
世界はひっくり返ってしまった
*
消火器を撒き散らした日のこと。
黒板の角にはいつだって
誰かの告白の残骸が残ってい ....
数センチの隙間から見る世界は、私にとって
とても、それは、とても薄明のような光景で
時折過ぎてゆく、子ども達の声が不思議と、
風船を飲み込んだようなこの喉に響くのだ。
枕元には、し ....
そして、ゆっくりとその手から宝石のように煌きは落ちてゆく。
なにも嘆くことはないよ、ってきみが言うものだから
プリズムのままあたしは融けたんだ三面鏡に立つ世界樹のふもと。
*
....
きんとひえた。
レモネエド・ジンジヤアエエルのある。(在る)
ブルマステイフみたいな男が、それを出したとき、そのほんの数秒のあいま。
グラスからは、へその緒のようなにおい、がして
くらり、くら ....
その瞳の奥に、死神がいる
パンを食べたくて、死神がいる