すべてのおすすめ
午後を夜に変える光を
首にまぶして遊んでいる
声の無い鳥たち
枝のなかのはばたき


土に臥せるほどかがやく花
枯れ野を歩む枯れ野の足音
砂と光が
空をなぞり 花 ....
世界に興味がありません。
私の思うようになってくれない世界には興味がありません。

人に興味がありません。
私を可愛がってくれない人には興味がありません。

見返りだとか、お返しだ ....
よのなかには
できることと
できないことがある

そのこともしらずに
あなたは
できるはずだと
バスをうんてんした(させた)

あなたができることは
あんがいひとには
 ....
産婦人科の待合室で
好奇の目で私を見たあの夫婦
神様
憎しみなんてものは一瞬で生まれる

泣きはらした私を
男に振られでもしたかと
皆は思っただろう

高円寺南口の隅で
ク ....
大丈夫だろうか
大丈夫ではないのだろうか

つながりたいのだろうか、つながりたくないのだろうか
つながらないでひとりで強がっていたいのだろうか
つよがっていれば何者かであるような気がするのだ ....
降り続く白い冬
いまはただ
うつむいた雪が
降り積もってゆく

脊髄が 錆びついてくるのを感じる
骨が膠着し 何も言わなくなると
ますます冬は
冷たくよそよそしくなる
寒さが喉で固ま ....
くしゅんと
鼻を鳴らし
あなたを思い出す

ぶるるんと
太ももが
震えたような気がして
携帯電話を手にとり
あなたを思い出す

もう会うことはないだろうけれど
どこかできっと
 ....
失う/失われることについて
あるいは、
手付かずの真夜中の数え方について

「いずれにしても、
ものさしは秒針だけだよ」
と、あなたは言った


頬をすくうような風もまた、
朗らか ....
はじまりは喉笛で、下から上まで続く階段が蜷局を巻きながら地球を埋めているときに、経血間際どもの血みどろは表される。
よくわからない管の奥から送り込まれる液体の炎がじゅうじゅう鳴いていて、ちぎれそうな ....
食パンのみみが
初めて出会う言葉は
まだ星空が出ている時間から
働き始めるパン屋のおじさんの
「上出来だ」の嬉しい言葉だろう

スライスされる前は
全身が みみなので
工房の全ての音が ....
世界がきみを見放したと感じるときは
甘いカフェオレを飲んで横になっているといいよ
だれもそんな気分に風穴など開けられやしない
きみは自分が紙かなにかで出来た人形みたいに感 ....
いのちの台車を転がします
よいせと出発するのです
とっ散らかったアメーバ集めて
こぶしに生まれた推進力で
カーブだって曲がれます(すこし)
ひっくり返ったりもしそうになるけど
まだまだ夕日 ....
ときどき、
部屋の畳を裏返すと、
ロンドンの地下鉄までつながっていて、
ラジカセの周波を会わせれば、
海賊電波に乗って,
今日もクラッシュの新曲が流れる。

ぼくは小学校五年生で、
 ....
生まれ変わりたい
何度願ってきたことだろう



見つめることをなおざりにして
そうこうしているうちに現実はモノクロとセピアに呑み込まれていって



どうしようもない現在 ....
深い亀裂に射し込んだ座標軸の影
鳥たちの鳴き声がする
目が覚めるとほとんど記憶を失っていた
二日間眠り続けたその男は
夢の中で一生を終えたと言う
男はしばらくしてすっかり人が変わってし ....
除雪車に
ウチの可愛い雪だるまが拐われました

深夜2時(25時58分)の出来事

私は裸足で追いかけた
100m 200m 辿り着いた近所の川
無惨な姿で発見されました

可愛いウ ....
妖精サイズの封筒に
雨模様のぼたん
さぐり打つ鍵かけて
差し出そうとする腕をほどき忘れている

ちらちらと縫う
意識の合間、四辺形の薄明かり
落ちた視力にささる脈動星

猫を
弾い ....
ファスナーがいつも従順だと思ったら
それは思い込み もしくは 先入観みたいなもので
生地を喰うことがある
貞淑だった人妻が 
何を思ったか豹変し 
畏れをしらぬ 厄介なうえ 世にも面倒な 小 ....
どこか、遠い、ある日に作られた柔らかな言語で
その柔らかさよりずっと柔らかく、けれど反響する言葉で
夕立が襲う屋根の下の静寂のように
あるいは待ちわびるスピーカーのざわめき、そのよ ....
生きる、

ただひとつ、でも
ただひとり、でも

わたしを生きた、
命のために

わたしと生きた、
命のために

わたしに生きた、
命のために

過ちかも知れなくて ....
人は
手から他人になる

あなたがあなたの顔を
隠すためにその手を使う時が
私たちのはじまり/他人への

ますます遠くなる
あなたの声のでる場所を
凝視しなくなった私は

それよ ....
土曜日
仕事は少し早く終わる
4時過ぎごろバス停に行くと
たいがい彼もそこにいて
いつもと同じことを話しかけてくる

「こんにちは」

  「こんにちは」

「いま なん時」

 ....
ほんとうの
ははおやいがいに
こいをしてはならなかった

そんなじだいが
しばらくつづいて
わたしは
ほんとうのこいをした

ははおやは
しずかに
しつれんしていた
 ....
{引用=『グレープフルーツ』パクリ味}

開催場所 ・ 各都道府県の動物園


テーマ  ・ 冬の動物園の動物


開催期間 ・ 12月 〜 2月末日(地域により変動あり)


 ....
夜明けを別天地で迎えた
操気質なカモメの
オールドファッションドーナツ中毒の
症状を緩和するために、
蜂蜜酒を使った
サラマンダー式瞑想術の
やり方の書いてある
シルクのドレスを探し ....

君は笑ってんのかな
それならわたしは嬉しい
付き合ってきたり
交わったり
手を繋いだだけだったり
それぞれ
皆々様
幸せに笑ってんの?
わたしは
わたしは
わたしは?

 ....
ビーチ・ボーイズの時代は終った
それは別に秋が訪れ
夏が去ったと云うことじゃない
僕の中で彼らがすでに
終ってしまっていると云うこと

ただ単に僕に取っての問題に過ぎない
昔 処女であっ ....
部屋の中を一瞬で暖めてくれる暖房があれば良いのに
安い石油ストーブとボロいエアコンしかないものだから
パソコンの前で布団を被りながら震えていたりする

夢の暖房器具がここには無いから
いつも ....
あおぞらにむかって
ほんはひらかれた
せかいのだれもが
てにとれるように

時間の波に押し流されることなく
権利の射程圏内から逃れて
生き残った言葉の集落は
門を開いて客人を待つ

 ....
      あなたの詩ください
      あなたの生きている詩ください
      死んでいる詩でもいいから
      わたし、外側からぶち当てられて
      その作用でしか動けません ....
ブロッコリーマンさんの自由詩おすすめリスト(93)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ほとり_しずか- 木立 悟自由詩612-5-10
他力本願G行為- faik自由詩13*12-5-1
できないことは、できないといえばいいのに、それでは生きていけ ...- 小川 葉自由詩612-4-30
涙が出ないという、ただそれだけのこと- 中山 マ ...自由詩3*12-3-2
衒学- 渡邉建志自由詩412-2-29
あしあと- 山人自由詩21*12-2-28
そんな気がした空模様- 灰泥軽茶自由詩5*12-2-26
未完詩- 桐原 真自由詩2*12-2-25
蛸足都市- 自由詩212-2-21
みみ- そらの珊 ...自由詩26*12-2-21
夢の中の硝煙の臭いが、ときどき鼻をつくことがある- ホロウ・ ...自由詩3*12-1-25
台車- 理来自由詩712-1-25
The_Clash/Metro_Dance_Do_Clear- はだいろ自由詩312-1-25
バタフライエフェクト_ポエム- komasen333自由詩5*12-1-25
カノープス- アラガイ ...自由詩5*12-1-25
救出作戦失敗のお知らせ- 徘徊メガ ...自由詩9*12-1-21
手紙- 理来自由詩7*12-1-20
我が愛しき小娘(ガーリッシュ)- そらの珊 ...自由詩8*12-1-20
相談- 山中 烏 ...自由詩4*12-1-20
再生- 千波 一 ...自由詩4*12-1-18
正直な手- 朧月自由詩712-1-18
土曜日の決闘- ただのみ ...自由詩9*12-1-18
失恋- 小川 葉自由詩112-1-18
サイレントスケッチ会_開催告知- salco自由詩3*12-1-18
My_Sweet_Ox-eye_Daisy- в+в自由詩312-1-16
にこにこしてるかなぁ。。- こころゆ ...自由詩112-1-15
ビーチ・ボーイズの時代は終った- HAL自由詩312-1-15
ジェットヒータードロップキック- 只野亜峰自由詩112-1-15
あおぞら- 木屋 亞 ...自由詩7*12-1-15
あなたの詩ください- 理来自由詩9*12-1-14

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