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京の街中に引っ越してきたのは
師走に入った頃でした
世間も僕も慌しい頃でした
東向きのベランダの彼方には
百年の風雪に耐えてきた
銀瓦の低い峰々が連なっていました
午後の北 ....
雨が上がり
虹が出れば
人々は家から飛び出して
泥を捏ねて塑像を造ります
雲間から漏れる光で 塑像を乾かし
虹の絵の具で 自在に彩ります
そうして出来上がったものを
人々は ....
向こうで あなたが
微笑みを浮かべていても
直ちに影響はないけども
そのたびごとに
僕には花の種が撒かれて
そしていつか
広々とした花畑ができる
向こうで あなたが ....
朝早く起きて背筋を伸ばし
人の嫌がる重荷を背負い
嫌味にも笑顔で応えて
困難にすら感謝して生きる
あいつはいいやつだな
一言目には みんなの口から出る
でも ただそれだけ ....
止まったままの 時がある
針が曲がってベルトをなくした
金時計の中に
とどまっている
休まず刻んだ針が
不意に歩みを止めた
大地の奥深くから轟音が猛然と駆け上がり
アス ....
京(みやこ)の雪は
帰省の翌日
天気予報にあったとはいえ
数年来の大雪で
暮れの街が大混乱
テレビのニュースでのみ見る
京の冬らしい姿に
立ち会えなかった
呑んでは ....
日本製の電化製品?
別にいらないよ
電化製品なら
ウチでいくらでも作れる
日本製の車?
別にいらないよ
車ぐらいなら
ウチでいくらでも作れる
日本製のファッション?
別にいら ....
梅雨の合間の蒸し暑い日に
祖母(はは)を見送った父は
背負い続けた重たい荷物を
漸く下ろす事を許されたようだ
まなざしが温和になり
急にやつれて見えた
初老の男であった
親 ....
夏 稲は半可通の青空に憧れ
精一杯の背伸びをする
間近にある 黄金色の向日葵は糾弾の対象
秋 成熟した青空は遥かに高く遠くなり
稲は内々に埋まらぬ空隙を抱えながら
頭を垂れて収穫を ....
努力をした
歯を食いしばった
だから
生まれてこれた
努力をした
歯を食いしばった
だから
一等賞をとった
努力をした
歯を食いしばった
だから
試 ....
人間は 誕生日から 次の誕生日までの間に
普通に生きてさえいれば
少なくとも 2%ぐらい能力的に成長するらしい
毎日で割ってみれば 僅かな数値しか出ないけど
日々 起きるたびに あ ....
あおばさんのyumekyoさんおすすめリスト
(11)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
お日さま色の猫
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yumekyo
自由詩
8*
11-7-25
虹
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yumekyo
自由詩
4*
11-7-23
ただちに影響はない
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yumekyo
自由詩
4
11-4-3
灯火(あかり)
-
yumekyo
自由詩
5
11-3-3
なゐ
-
yumekyo
自由詩
10
11-1-24
綾(あや)
-
yumekyo
自由詩
11*
11-1-8
中国様のお買い物
-
yumekyo
自由詩
3*
10-12-23
親と子
-
yumekyo
自由詩
3*
10-11-17
消費者
-
yumekyo
自由詩
8+*
10-11-11
努力
-
yumekyo
自由詩
5+*
10-11-7
2%仮説
-
yumekyo
自由詩
6*
10-10-31
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