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あんまりおなかが空いたのでわたし、
針金をのみこんだのでした
モビールの鴉のお腹から
ぬきだしたいっぽんのあばら骨、

するすると引っ張ると
するするとどこまでも伸びてゆくので
校庭の ....
三階階段の縁から身を乗り出して
手を振るのは逆光の天窓を遮る影なのです

その振り子運動の往復に眼球が催眠される瞬間
私は階段の縁に手も掛けず三階下を覗き込み
爪先も触れぬ一個の天秤の両端で ....
雨の中で開かない傘の重さを
忘れられず捨てられもせず

晴れの日には大きく腕を振って
あてもなく足を伸ばしたい

線路の向こう側は幹で
こちら側は根だと教わる
街路はひと続きのようでも ....
あおばさんの古月さんおすすめリスト(3)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
【連詩】_三軒目の鴉- 古月自由詩3*10-9-1
初秋- 古月自由詩309-10-18
- 古月自由詩509-10-16

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