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言葉の裏側は、足の指のような不揃いさで、
感触 呼吸と名付けられた ふわりと
羽根を広げる 鳥のような舌 見上げられる影 のように歩き
足音 おそらく成長の凍え 沈着と 隣り合わせの揮発
重曹 ....
攻撃 性 の 毀損 触知 される 指先 の 韻律 多孔性 の 羊 は 曖昧 な 感受 性 留まり 口づけ していく 細密 な 皮膚 たどる 読解可能性 の 脂質 明証 された 受注 白亜 の 細胞 枠 ....
Fiorinaさんや原口くんや山田さんの後塵を拝するつもりは全然なかったのだが、たまたま私事が一段落して現代詩フォーラムに来てみたら、みなさま方の力作がありました。
Fiorinaさんは「批評」 ....
こわばる 二重線 傾ぐ 喘息性 の 羽虫 そぶり は 従順 に 丁字路 に すべる 解氷 とおざかりして 響く 多穴 反射角 織り 食傷する 隘路 速度 齧って 綴じ込む 標識 削り 映写 の 反復 ....
孤立する、空隙 の、脅威 [組み合うことのない手と手] 凝縮する 太陽 の 欠片 [死はヒトの子供と共に] 有害電波 の 水面 蛾 の 死骸 から 立ち上る ひとつの 囓る ともがら [動輪 が 領域 ....
こどく な 葉 が あつまる ように できた こころ
笛 が こころ に なみ を たてるよ
さわさわ ささめいて 散ってゆく こころ は
くうきょ な すがた に なりながら いちど だけ ひ ....
縫合線 の はしる 海 に 浮かぶ
顔 を 塗り潰された 人形 の
重量 を 感じながら 人間 を
比重 として とらえる。
私 は 海中生物 に 近い 形 を とり
重曹 を 呼吸 する ....
走り書きする 木霊 は どこへ 崩れ落ちる にがみ ともにして 愛される 酢酸 を 遠吠えする 左利きの 戦士 ただそれだけに 波及 する 未来 遠ざかり ゆく たくらみ の 夕語り する 標高 証拠 ....
羽根のない感情は愛に似たかたちをして傾いたまま空間を押し広げる。
次々と貼り重ねられる湿り気のある紙片 に爪先をおろせば、
あるいはめくれ上がる雪原 手を広げて落ちていく 空間の柔らかな深さ!
....
太陽を心臓に収めるなら
身体は夜に属し
内部から見る風景は
表面を失う。
呼吸だけが光の所在を吐き
事物は吸収体として
見えない主を探すのか。
群生している 視神経 の 野原 を、ひとり で 歩く [骨のように 白い、雪 が] 記憶 の 断片 を つなぎあわせ [花 が、咲く] ひと の かたち を つくる [礫死体 の ような 人影] それ ....
生殖生物 の 群がる 波打ち際 を 歩く。
私 は 音飛び する 身体 を 持ち
失われた 記憶 の 痕跡 を たどる。
吃音 の ような 世界 に
繰り返し 寄せ 返す 過剰 は
縁取られ ....
縫合線 の はしる 海 に 浮かぶ
顔 を 塗り潰された 人形 の
重量 を 感じながら 人間 を
比重 として とらえる。
私 は 海中生物 に 近い 形 を とり
重曹 を 呼吸 する ....
視床下部 の 高原 に 降り続く 雨 [それはまるで間奏曲のように] 自壊する 脳漿 を 洗い 流していく [記憶 が 崩れ 始め [既視感 に 囲まれていく] 風化する 骨の ような 木々 が] 重 ....
裂け 落ちる 感情 次々 と 卵 を 産み 発芽 する 悲鳴 を あげて やわらかな 襞 押し 広げる ためらい の ひととき 存在 の さざめき 充満 する 体温 傷 つける 声 爪 を たてて 皮 ....
剥がれ落ちる 皮膚 遠ざかる 体温 見せかけ の 鼓動 かき寄せて 広がる 波形 織りなして 記憶 と 決別 する 共振 降り注ぐ 大気 凍る 光景 溶かし 混ざり合ってゆく 触れ合い の 皮質 と ....
遠ざかる 視野 から こぼれ落ちる 時間 記憶 に 映る 長い 影法師 は 寄せる 皮膚 に 似た 声紋 を 残し て 崩れ落ちて ゆく 呼吸 と ともに 暗い 水平線 へと 収束 する。
望まれな ....
伸ばす 手 緘黙 する 羊 隔離 された ひとときの 表情 揺れる 記憶 感情
は むしられた 鳥 の ように 震える。
無音 の フィルム 引き裂かれる 裸体 小動物 の 群れ は 波打つ 意 ....
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