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そこは 小さな駅で
ときどき SLも通る駅で
小さな改札口の前には
電車を待つ人のために
素朴な木のベンチがあります

ベンチと改札口の間は
すぐ近くにある大きな駅に行く人の
通り道に ....
泣きたくて 泣けなくて
母に手紙を書いた夜
滲むことさえ出来ずに
笑顔の文字が並んだ


  「変わらずに元気です
  新しい服を買いました
  今度の休みに帰る
  その時に着て行 ....
あなたが 今
辛いのは知っていたけれど
私の涙さえ見えないほど
辛いとは
知らなかったのです
愛情さえ苦痛になるほど
辛いとは
知らなかったのです

ならば
今からの 私は
 ....
電車に乗って 都内へ行く

それは
ときには嬉しいイベントであったり
ときには必要に迫られた用件であったり

車内では少し緊張している
エプロンではなく ネックレスをつけているから
サ ....
なつかしい歌を
久しぶりに聴いたから

あの頃読んだ詩の一節を
ふっと思い出したから

永遠だと信じてた時間が
いつの間にか
過ぎ去ったことに気付いたから

絶え間なく変わり続ける ....
何処へ行こうか
何処へでも
何処までも

ひらかれた未来は
少し顔を上げて ほほえむ人の
涙も隠さずに生ききろうと する人の
幸せを 高くかかげて
見守っている

夢見る自由は
 ....
おかえりなさい と
響いていた
泣きながら 来た時も
微笑んで 来た時も
胸にしまった たくさんの色も もう
知っているよ と
さあ おいで と
両手を広げて
命を 抱きしめる
寛容 ....
西の空の
あの薄桃色は
今日を
黙って許してくれる
と いうしるし
明日を優しく
連れてきてくれる
と いう約束
大きく大きく
愛されている
ぬくもり

光る機体が
傲慢に突 ....
紺色の制服を着て
学校帰り
電車の中で何かが抜け落ちてゆく
 
降りるはずの駅をやり過ごして
いつもかよった
県境を流れる江戸川の河原

ただ
空が広くて
ただ
風は流れて草の匂 ....
あおばさんのさちさんおすすめリスト(9)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
毛糸の花が咲く駅- さち自由詩1308-1-15
手_紙- さち自由詩19*07-4-6
秘_想_曲- さち自由詩17*07-2-23
川をわたる- さち自由詩7*06-8-9
心の色- さち自由詩16*06-2-9
空の色- さち自由詩9*06-2-9
海の色- さち自由詩9*06-2-9
そら- さち自由詩12*05-6-13
17歳- さち自由詩6*05-4-10

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