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悲しかったけど
洗面所の象が
あたしよりも先に涙を流したので
「泣くなよ」って励ましたら
あたしは泣けなくなった
家族は大切だ
自分自身の人生に 夢も希望もないのなら
せめてこの人達のために
生きていきたい
私は花
彼は水
花は空しか目差さない
その盲目さは美しい
私はヒト
彼はいない
目の前のことしか見えていない
その盲目さは死のとなり
はじめて雪の降った日に出会い
二人でいるから暖かかった冬
すべって転ぶことまでが幸せに思えてた
でも 春の訪れへの感謝を忘れたあたし達に
うだる暑さの夏を越えられるはずもなく
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