すべてのおすすめ
痛いのは生きているから

生きているから会えたんだ

痛いのは愛しているから

愛しているから欲しいんだ


手のひらに

お月さま

透かして見れば

あったかくって
 ....
蝉が鳴いていた

初めてかわした愛言葉の翌朝

声で愛言葉をかわした夏の朝

蝉が鳴いていた


こんにちは

こんにちは

たいせつにしようね

うん、

ねれたか ....
美しい花が

季節にさらされている

永遠ではないものが

繰りかえされている

悲しいのはどっちだろ


美しい花か

それとも

愛のほうか


美しい花が

季節にさらされている

永遠ではない ....
緑の風が田畠に吹くのを

子供の僕が

子供の君と

それに目を凝らしている

誰も知らない

都会の谷間で

いまも目を凝らしている

子供の君と

子供の僕が

緑の風が田畠に吹くのを
上陸し測量を始めるとすぐに汗はやんだ

ここまで来るあいだの乗り物のなかのほうが遥かに暑かったのだ

三人一組になってそのうち二人がレーザーポインターで位置決めをした

もうひとりがその距離を測ってい ....
さくらなんて嫌いだ

あんな群れてるやつら嫌いだ

たとえ一人になったって

さくらみたいなことはしない


一人のさみしさを

狼みたいに乗り越えてやる

つぎはぎだらけの ....
裏切られるたび疑い深くなる

そしてそんな依存はやめようと思う

溜め息を吸い込むようにして

他人のこころをからだに通してゆく

ちいさな自分に開き直りながら

そのなかに常住のこころを探している
小学校のとき春のことを

春の感じを

ぱっぷくどんって呼ぶのだと知った

理科じゃなくて国語で

国語の教科書にのってる詩のことばだった

だからこのみずみずしい不安や

ぽ ....
出張先で倒れた

会社のひとにわりと大きな病院に運んでもらった

その間にもお客様からクレームの電話が入っていた

その処理の指示を浅い息でおこなってそこへは明日行くことにした

問題が起こることは普 ....
理性では理解できないことを

喜び誇るには

芸術しかなかったのだ

無原罪のお宿り

その絵の喜びと誇りが頼もしかった

理性ではないのだ

ひとは信じきることで

命を輝かせることができるのだ
正しいもの同士が

ぶつかり合ってしまうのは

両方ともが間違っている訳ではなくて

両方ともが正しい訳でもなくて

答えがあると信じている者同士だから

だからぶつかり合ってしま ....
陳腐な切実

ブックオフにかかる畳み掛けるような音楽

たとえばファンキーモンキーベイビーズ

白か黒かが重要で

買うか買わないかが重要で

たとえば年末ジャンボ宝くじ


 ....
欲望が希薄なら

欲望のイメージで

代替えしてみる

どうにかこうにか

そんなこんなで

生きながらえてる


天気は良好

飛行機雲かすむ

愛してる

じぶんが大好き

泣いてみる


欲望が ....
なにがほんとうか分からなくなっていた

夢のなかで見たことなのか

現実に起こっていることなのか

ぼくはおかしくなっていた

たぶん夢のなかでの出来事だった

それを現実の出来事 ....
病気になろうと

ひとに見向きもされなくても

酸性雨に降られても

誰かに傷つけられようと

セシウムを撒かれても

ひとびとに伐採されようと


木はただ木だ

文句 ....
戦争があれば

ひとを殺しに来る夜がある

若さや才能や平凡を踏みにじりに

ついに来たかというような

そんな運命が

想像を超えた化学や感情が

戦争があれば

ひとを ....
恋人の心変わりを感じていた頃、辞表を出してくる社員がいた。

彼らはぼくをひどく傷つけた。

ひとのこころなんて分からないものだ。

思い返してみればそんなそぶりもあった。

そぶりかあ・・・・

人 ....
横断歩道の

白いところしか歩かないことにしている

もう四ヶ月たつけれど

たった六十ヶ月で求めてしまった前科がある

もう時間じゃない

こころを忙しくさせて

連戦連勝し ....
十一月の凛とした

午前のひかり、風、匂いのない匂い

カーテン越しでさえ

きみの部屋を充たしている

カーペンターズが流れている


ノンビブラート

体温を超えることの ....
誤解されて

ひとの役に立てなくなるようなとき

この詩を口ずさんで

しずかな気持ちになるのが好きです

脱力して

まるではだかで抱き合うように

お喋りしながら

ま ....
ぼくはこどもの老人ホームみたいなところにいた

親と暮らせないこどもは

この世に多いような気もしていたし

周りがそんなふうな子ばかりだったから

そう思っていたのかも知れない

 ....
ただの鉄塔を見つけた

ただの言葉を思った

傷つけたり不信がらせた

さっきのただの言葉

あとなんにち人間やれば

まともなただの男になれるんだよ

おーい、東京タワー、

おまえは、来年あたり、 ....
ぼくは高校卒業まで叔父叔母に育てられた
母さんはぼくと妹にいちども会いに来なかった
誕生日にはお金が送られてくると叔母は言っていた

叔母ぼく妹で買い物に出かけると
きまった店でよく服を買っ ....
土地を買って鉄路を敷き

そのまわりを開発して

定時には人々を詰めこんで運んでみようか

地域密着でありながら

こんなダイナミックなビジネスはない

しかも電車は車より8倍エコ ....
まいにちが

わかりやすいしあわせに

みちた日々であれば

ぼくらはそれを

しあわせと呼ぶのだろうか


春のかおりが

夜にひびいている

ぼくらは

さびしく ....
虫ってあんまり長生きしないよな

鳥なんかどうなんだろう

僕は一生懸命ひとを傷つけている


遠い雪崩のようだな

昭和も平成も似たようなもんだ

僕は卑怯でわがままだ

 ....
モンゴルはウランバートルで

商用を済ませてホテルに戻る

この国の利権に群がる男たちは

みんな精力の強いイケズそうな面をしている

日本じゃいまどき見られない面だ

暗い喧騒が ....
運命というものが

鉄路にたとえられるなら

どこから来て、

どこへ向かうのか、

そのうえを走るということが

生きているということだ


銀河鉄道の夜

みずうみで ....
あおばさんの吉岡ペペロさんおすすめリスト(58)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
痛いのは- 吉岡ペペ ...自由詩213-7-16
蝉が鳴いていた- 吉岡ペペ ...自由詩413-7-16
美しい花- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...413-7-16
緑の風- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...213-7-16
蝶々- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...3*13-5-30
ぶっ倒れるまで- 吉岡ペペ ...自由詩813-4-4
常住のこころを- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...413-3-12
ぱっぷくどん- 吉岡ペペ ...自由詩1213-2-13
病院にて- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...20*13-1-21
無原罪のお宿り- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...613-1-18
夜の底- 吉岡ペペ ...自由詩412-12-6
たとえばファンキーモンキーベイビーズ- 吉岡ペペ ...自由詩412-12-1
欲望のイメージ- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...212-10-24
午前2時33分- 吉岡ペペ ...自由詩712-10-23
悔しければ泣くな- 吉岡ペペ ...自由詩512-10-23
ひとを殺しに来る夜- 吉岡ペペ ...自由詩612-8-11
思い出のなかへ- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...16*12-3-23
白い横断歩道- 吉岡ペペ ...自由詩311-10-30
十一月のカーペンターズ- 吉岡ペペ ...自由詩910-11-7
八木重吉の『雨』- 吉岡ペペ ...自由詩710-10-19
帰る場所- 吉岡ペペ ...自由詩1610-9-20
ただの鉄塔- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...8*10-5-31
四人家族のマネキン- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...2510-1-3
いまから鉄道会社をつくってみようか- 吉岡ペペ ...自由詩309-11-9
春の夜- 吉岡ペペ ...自由詩2009-3-18
遠い雪崩- 吉岡ペペ ...自由詩408-8-28
沈まぬ夕日- 吉岡ペペ ...自由詩608-7-30
鉄路- 吉岡ペペ ...自由詩207-3-10

Home 戻る 最新へ
1 2 
すべてのおすすめを表示する
推薦者と被推薦者を反転する