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夏休みになると自転車で旅に出る男の子たちがうらやましかった。
大きな国道沿いの集合住宅から、蝉のぬけがらを轢いて、
日差しに溶けないように黒くなる細っこい脚の駆け出す
立ちこぎの夏を横目に ....
今朝すれちがった女の子のビニール傘の
持ち手の色は雨の街に浮き立つ人工ピンク
沈むことのない色をのせてまわる世界で
雨にも負けズ人類は渇く

ピンクというのはなーんか迷っている色
赤と白の ....
あおばさんの河野宏子さんおすすめリスト(2)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
国道- 河野宏子自由詩15+06-7-12
人工(じんこう)ピンクス- 河野宏子自由詩7+05-3-24

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