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さかなによく似た
君に寄り添って
みたこともない海の
話をする
あなた だってそうでしょう?
本物じゃない
ここにいる僕たちは
だからこそ 寄り添って
途方に暮れた
....
(やり過ごせばいい)
あなたのメールで
それはわかる
もう
心はここにない
口惜しくて追いすがり
問い詰めてみたいけど
そんなこと
(夜半にかけて
局地的な大雨に)
....
わがままな飛行機雲が
あおぞらに
まっすぐ線をひく
ちくしょう
飛行機雲め
あなたと
私との距離に
まっすぐな線
ひきたいけれど
公園の木々
信号
コーヒーハウス
....
その
灰色の鏡面に
私たちは並ぶ
等間隔で
母の名前
兄の名前
私の名前
まるで
同じ大きさで
私たちは西を向く
九十度
異なる角度に
あなたの
名前がある
....
ことばは、とても正直だから。 ほんとうのことを伝えてしまう。おかまいなしに。
たとえば、メール。絵文字があったりなかったり、そんなことは問題じゃない。何かが違う。それがどこなのか、うまく言えない ....
スプーンで
粉っぽいくせに
白いお砂糖と
むりやり
無理矢理だよ
ぐるぐるってさ
なんとなく
計算なしに
ぐるぐるってさ
ねえ
私たちに似てるかも
なんてこと
なかったのにさ
....
東京のさかなは
全然ダメです
死後
七日目ですかって
そんなことを思ってしまう
電車から眺めると
無数の家だ
孤独
の意味を私は思う
ヘッド・フォンで武装して
右側をガ ....
あなたは
詩
からできていた
あなたのことば
髪の毛も
どこまでも
あなたは詩で
豊かなるリフレイン
反復
倒置法
波のように繰り返す
反射する
重ねた
手鏡 ....
私の
心の半分は
麻痺しているので
触れないでね
痛い、とか
冷たい、だとか
そちらの側では
感じられない
ただ
ぴりぴりとしびれるような
ここでない
どこかの空の
....
指は
君の小さな生き物だった
どこか
遠い異国の調べみたいに
時おり
弾むように歌ってた
君が僕の指を食む
君が
少し子供にかえる
遠いね、
とだ ....
薄紙は
とても破れやすいから
私はいつでも
言いなりになる
ことばの数だけ
肌を重ねて
ほんとうの恋は
最初だけだと
いつのまに
私は気付く
あとは
薄くなぞるだけ
....
唐草フウさんのuminekoさんおすすめリスト
(41)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
ルアーズ
-
umineko
自由詩
16*
08-11-25
台風一過
-
umineko
自由詩
3*
08-9-28
夏の直線
-
umineko
自由詩
10*
08-7-3
家族
-
umineko
自由詩
5+*
08-7-1
完全な虹は球体
-
umineko
自由詩
10*
08-5-6
ココアの気持ち
-
umineko
自由詩
15*
08-5-3
東京ヘッド・フォン
-
umineko
自由詩
16*
08-5-1
リフレイン
-
umineko
自由詩
10*
08-4-6
片麻痺
-
umineko
自由詩
7*
08-4-5
指
-
umineko
自由詩
27*
07-10-12
トレース
-
umineko
自由詩
10*
07-9-12
1
2
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